第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 3 です。カプノメータは呼気の二酸化炭素分圧(濃度)を測る装置で、わかるのはCO₂の波形と値の変化だけである。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 53.3%標準
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
カプノメータは呼気の二酸化炭素分圧(濃度)を測る装置で、わかるのはCO₂の波形と値の変化だけである。再呼吸は吸気でCO₂がゼロに戻らないこと、回路脱離と食道挿管は呼気にCO₂が現れないことで検出できる。酸素濃度や麻酔ガス濃度はCO₂の測定からは分からない。
【各選択肢の解説】
a.再呼吸
✅ 検出可能。呼気を再び吸うと吸気中にCO₂が残り、カプノグラムの基線(吸気相)がゼロに戻らず上昇する。
b.低酸素混合ガス
❌ 検出できない。CO₂しか測らないため酸素濃度の低下は分からない。正しくは吸気側の酸素濃度計で検出する。
c.過剰濃度麻酔ガス
❌ 検出できない。揮発性麻酔薬の濃度はCO₂の値に現れない。正しくは麻酔ガスモニタで吸入麻酔薬の濃度を測って検出する。
d.呼吸回路脱離
✅ 検出可能。回路が外れると呼気がセンサに届かず、CO₂波形が突然平坦になる。
e.食道挿管
✅ 検出可能。食道には肺からのCO₂がほとんどないため、換気してもCO₂波形が出ない(または数回で消える)。気管挿管の確認に使う。
❌ 誤り。b・cはCO₂では検出できない。正しくはa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bは酸素濃度計で検出する。正しくはa・d・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。a・d・eともCO₂の波形・値の変化で検出できる。
❌ 誤り。b・cはCO₂では検出できない。正しくはa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。cは麻酔ガスモニタで検出する。正しくはa・d・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| カプノグラムの変化 | 考えること |
|---|---|
| 波形が出ない・突然消える | 食道挿管・回路脱離・気道閉塞 |
| 基線(吸気相)が上がる | 再呼吸(CO₂吸収剤の劣化・弁の不良) |
| 呼気終末CO₂の急な低下 | 心拍出量の低下・肺塞栓・心停止 |
カプノメータはCO₂だけを測る、と押さえれば「O₂や麻酔ガスは別のモニタ」と切り分けられる。
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