MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問

生体物理・化学現象の計測第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 3 です。カプノメータは呼気中の二酸化炭素濃度(EtCO₂)を連続測定する装置。

問題
全身麻酔においてカプノメータで検出可能なのはどれか。 a.再呼吸 b.低酸素混合ガス c.過剰濃度麻酔ガス d.呼吸回路脱離 e.食道挿管
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — a、d、e

カプノメータは呼気中の二酸化炭素濃度(EtCO₂)を連続測定する装置。CO₂波形やその変化から、再呼吸(a)・呼吸回路の脱離(d)・食道挿管(e)を検出できる。一方、酸素濃度(b)や麻酔ガス濃度(c)はCO₂を測るカプノメータでは検出できない。よってa・d・eの組合せである3番が正答。


【各選択肢の解説】

a. 再呼吸
✅ 検出可能。吸気時のCO₂がゼロに戻らずベースラインが上昇し、再呼吸を捉えられる。
b. 低酸素混合ガス
❌ 検出不可。酸素濃度の異常はO₂モニタ(酸素濃度計)の役割で、CO₂を測るカプノメータでは分からない。
c. 過剰濃度麻酔ガス
❌ 検出不可。吸入麻酔薬濃度は麻酔ガスモニタで測定する。カプノメータの対象外。
d. 呼吸回路脱離
✅ 検出可能。回路が外れるとCO₂波形が消失(EtCO₂ゼロ)し、ただちに分かる。
e. 食道挿管
✅ 検出可能。食道挿管ではCO₂がほとんど呼出されず波形が出ないため、気管挿管の確認に有用。

よって検出可能なのはa・d・e → その組合せを持つ選択肢は「3番」が正答。


【試験対策ポイント】

カプノメータ=呼気CO₂(EtCO₂)モニタ。正常EtCO₂は約35〜45mmHg。カプノグラム(波形)異常で分かること=食道挿管(波形なし)・回路脱離/閉塞・再呼吸(ベースライン上昇)・肺塞栓や心停止(EtCO₂急低下)。酸素濃度や麻酔ガス濃度は別のガスモニタが担当、という切り分けが頻出。

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