第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第24問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第24問(循環器系)の正答は 4 です。ホルター心電図は携帯型の記録器で約24時間の心電図を記録し、ときどきしか起こらない不整脈や一過性の心筋虚血をとらえるための検査である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 61.3%標準
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ホルター心電図は携帯型の記録器で約24時間の心電図を記録し、ときどきしか起こらない不整脈や一過性の心筋虚血をとらえるための検査である。発作性心房細動と、夜間〜早朝の安静時に発作が起こる冠攣縮性狭心症は、外来での短い12誘導心電図では見逃しやすく、長時間記録が診断に役立つ。
【各選択肢の解説】
a.肥大型心筋症
❌ 診断には有用でない。心筋の肥厚という形の異常で、記録時間を延ばしても分からない。正しくは心エコー(MRI)で心筋の肥厚を確かめて診断する。ホルター心電図は診断後の不整脈(突然死の危険)の評価に使う。
b.心房中隔欠損症
❌ 有用でない。心房中隔の穴という形の異常である。正しくは心エコーで欠損孔と短絡血流を確かめて診断する。
c.発作性心房細動
✅ 有用。発作がときどきしか起こらず、受診時には洞調律に戻っていることが多いため、長時間記録で発作をとらえる。
d.冠攣縮性狭心症
✅ 有用。夜間〜早朝の安静時に冠動脈が攣縮して一過性のST上昇を起こすため、睡眠中も含めた長時間記録でとらえる。
e.不完全右脚ブロック
❌ 有用でない。常に出ている伝導の所見である。正しくは通常の12誘導心電図(V₁のrsR'型、QRS幅0.12秒未満)で診断できる。
❌ 誤り。a・bは形の異常で心エコーで診断する。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。aは心エコー、eは12誘導心電図で診断する。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。bは心エコーで診断する。正しくはc・dの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。c・dともときどきしか起こらない異常で、長時間記録が役立つ。
❌ 誤り。eは12誘導心電図で診断できる。正しくはc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 異常のタイプ | 主な検査 |
|---|---|
| ときどき起こる(発作性不整脈・冠攣縮・失神・動悸) | ホルター心電図 |
| 常に出ている伝導異常(脚ブロックなど) | 12誘導心電図 |
| 形の異常(心筋症・先天性心疾患・弁膜症) | 心エコー |
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