MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第25問

計測工学第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第25問(計測工学)の正答は 4 です。同期加算平均では、刺激に同期した信号は毎回同じ波形なので平均してもそのまま残る。

問題
不規則雑音に埋もれた信号を225 回の加算回数で同期加算平均処理した。 正しいのはどれか。
  1. 1. 信号成分は15 倍になる。
  2. 2. 信号成分は1/15 倍になる。
  3. 3. 雑音成分は1/225 倍になる。
  4. 4. S/N は15 倍になる。 ✓
  5. 5. S/N は225 倍になる。

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.7%難問

30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — S/N は15 倍になる。

同期加算平均では、刺激に同期した信号は毎回同じ波形なので平均してもそのまま残る。不規則雑音は互いに無相関なので、N回加算すると振幅(実効値)は√N倍にしか増えず、平均すると1/√N倍になる。そのためS/N(振幅比)は√N倍に改善する。


【各選択肢の解説】

1. 信号成分は15 倍になる。
❌ 誤り。加算平均では信号はN回足してNで割るので変わらない。正しくは信号成分は1倍(変わらない)。単純に加算するだけなら225倍になる。
2. 信号成分は1/15 倍になる。
❌ 誤り。信号は同相で重なるので小さくならない。正しくは信号成分は1倍(変わらない)。
3. 雑音成分は1/225 倍になる。
❌ 誤り。無相関の雑音は加算で√N倍にしか増えないため、平均後は1/N倍ではない。正しくは雑音成分は1/√225=1/15倍。
4. S/N は15 倍になる。
✅ 正しい(=正答)。信号1倍、雑音1/15倍なので、S/Nは1÷(1/15)=15倍。
5. S/N は225 倍になる。
❌ 誤り。225倍はS/Nを電力比(振幅の2乗の比)で見たときの改善量で、振幅比ではない。正しくはS/N(振幅比)は√N=15倍。

【試験対策ポイント】

途中式(加算回数N=225、平均した後):

  • 信号:N×S÷N=S(1倍)
  • 雑音:√N×n÷N=n/√N=n/15(1/15倍)
  • S/N:S÷(n/15)=15×(S/n)=√N倍=15倍
S/Nをデシベルで表すと20log₁₀15≒23.5dBの改善。加算回数を4倍にしてS/Nが2倍、と√Nの関係で即答できるようにする。誘発電位(ABR・SEP)や加算平均心電図で使う。

📗 MEカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体計測装置学」でまとめて復習できます。計測工学・生体電気磁気・生体物理化学・医用画像計測の頻出を整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

ME国試ノート 頻出だけを、1冊に。 9分野・全33章/過去問9回分(第31〜39回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 医学概論は無料 ▶ 「生体計測装置学」第1章を開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 9分野・全33章。医学概論は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第39回 全問一覧

▶ 計測工学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)