MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問

計測工学第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(計測工学)の正答は 1 です。電極と皮膚の接触インピーダンスは接触面積に反比例し、面積を広くすると減少する。

問題
生体電気計測に用いられる電極について誤っているのはどれか。
  1. 1. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。
  2. 2. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを減少させる。
  3. 3. 生体内イオンの流れを電子の流れへ変換する。
  4. 4. 銀-塩化銀電極は不分極電極とよばれる。
  5. 5. X 線はカーボン電極を透過する。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。

電極と皮膚の接触インピーダンスは接触面積に反比例し、面積を広くすると減少する。したがって「増加する」は誤りで、これが正答。他の4つは電極に関する正しい記述。


【各選択肢の解説】

1. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。
❌ 誤り。面積が広いほど接触インピーダンスは減少する(面積に反比例)。
2. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを減少させる。
✅ 正しい。電解質を含むペーストが皮膚と電極の間を満たし、インピーダンスを下げる。
3. 生体内イオンの流れを電子の流れへ変換する。
✅ 正しい。電極はイオン電流(生体内)と電子電流(計測器)を橋渡しする変換器。
4. 銀-塩化銀電極は不分極電極とよばれる。
✅ 正しい。Ag/AgCl電極は電極電位が安定で分極が小さく、不分極電極の代表。
5. X線はカーボン電極を透過する。
✅ 正しい。カーボン(炭素)電極はX線透過性が高く、X線撮影を妨げないため心臓カテーテル検査などで用いられる。

【試験対策ポイント】

電極の要点=接触インピーダンスは接触面積に反比例(面積↑でZ↓)・ペーストでZ↓Ag/AgCl=不分極電極(基線が安定、生体電気計測の標準)。分極電極(例:白金)は電位が不安定。カーボン電極=X線透過性でカテ室向き。イオン電流↔電子電流の変換が電極の本質。

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