第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問
計測工学第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(計測工学)の正答は 1 です。電極と皮膚の接触インピーダンスは、電流の通り道が広いほど小さくなるため接触面積に反比例する。
問題
生体電気計測に用いられる電極について誤っているのはどれか。
- 1. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。 ✓
- 2. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを減少させる。
- 3. 生体内イオンの流れを電子の流れへ変換する。
- 4. 銀-塩化銀電極は不分極電極とよばれる。
- 5. X 線はカーボン電極を透過する。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%標準
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。
電極と皮膚の接触インピーダンスは、電流の通り道が広いほど小さくなるため接触面積に反比例する。面積を広くすると接触インピーダンスは減少するので、「増加する」は向きが逆の誤った記述である。
【各選択肢の解説】
1. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが増加する。
❌ 誤り(=正答)。電流の通り道が広がるので抵抗分も容量分のインピーダンスも下がる。正しくは接触面積を広くすると接触インピーダンスは減少する。
❌ 誤り(=正答)。電流の通り道が広がるので抵抗分も容量分のインピーダンスも下がる。正しくは接触面積を広くすると接触インピーダンスは減少する。
2. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを減少させる。
✅ 正しい。電解質を含むペーストが角質層にしみ込み、電極と皮膚の間の隙間を埋めるため、インピーダンスが下がり安定する。
✅ 正しい。電解質を含むペーストが角質層にしみ込み、電極と皮膚の間の隙間を埋めるため、インピーダンスが下がり安定する。
3. 生体内イオンの流れを電子の流れへ変換する。
✅ 正しい。生体内の電流はイオンが運び、導線内の電流は電子が運ぶ。電極表面の電気化学反応(銀−塩化銀電極ならAg+Cl⁻⇄AgCl+e⁻)がこの2つをつなぐ。
✅ 正しい。生体内の電流はイオンが運び、導線内の電流は電子が運ぶ。電極表面の電気化学反応(銀−塩化銀電極ならAg+Cl⁻⇄AgCl+e⁻)がこの2つをつなぐ。
4. 銀-塩化銀電極は不分極電極とよばれる。
✅ 正しい。電極反応が電流の向きに応じて速やかに進むため分極電圧が小さく、電極電位が安定する。低周波まで正確に測れるので生体電気計測の標準になる。
✅ 正しい。電極反応が電流の向きに応じて速やかに進むため分極電圧が小さく、電極電位が安定する。低周波まで正確に測れるので生体電気計測の標準になる。
5. X 線はカーボン電極を透過する。
✅ 正しい。炭素は原子番号が小さくX線をほとんど吸収しないため、電極がX線像に写り込みにくい。X線透視下の検査で使われる。
✅ 正しい。炭素は原子番号が小さくX線をほとんど吸収しないため、電極がX線像に写り込みにくい。X線透視下の検査で使われる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 接触インピーダンス |
|---|---|
| 接触面積を広くする | 減少(面積に反比例) |
| 電極ペーストを使う | 減少 |
| 皮膚の角質を落とす(前処理) | 減少 |
不分極電極=銀−塩化銀(電位が安定)、分極電極=白金・ステンレスなど(電位が不安定で低周波の計測に向かない)。
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