第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第34問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第34問(各種治療機器)の正答は 3 です。高周波カテーテルアブレーションは、カテーテル先端電極と体表の対極板の間に高周波電流を流し、先端に接した心筋を抵抗加熱で焼灼する。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 31.3%難問
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
高周波カテーテルアブレーションは、カテーテル先端電極と体表の対極板の間に高周波電流を流し、先端に接した心筋を抵抗加熱で焼灼する。安全に焼くために接触圧(コンタクトフォース)を測り、イリゲーションで先端を冷やす。
【各選択肢の解説】
a.カテーテル先端部血栓形成により電気インピーダンスが低下する。
❌ 誤り。血栓(凝固物)や炭化物は電気を通しにくい。正しくは、付着するとインピーダンスは上昇し、急な上昇は過加熱・血栓形成のサインとして通電を止める目安になる。
b.コンタクトフォースをモニタリングしながら実施する。
✅ 正しい。圧センサ付きカテーテルで先端と心筋の接触圧を測り、接触不足による焼灼不十分と、押しすぎによる心穿孔を避ける。
c.イリゲーションカテーテルには先端冷却機能がある。
✅ 正しい。先端の孔から生理食塩液を流して電極と周りの血液を冷やし、電極表面の過加熱と血栓形成を抑えながら深く焼灼できる。
d.カテーテル先端が90〜100℃に熱せられる。
❌ 誤り。100℃近くでは組織内の水が沸騰してスチームポップ(組織の破裂)や血栓・炭化が起こる。正しくは、イリゲーションのないカテーテルでは先端温度を50〜60℃程度に設定して出力を制御する。
e.対極板は不要である。
❌ 誤り。正しくは、先端電極と体表の対極板の間に通電する単極(モノポーラ)方式が標準で、対極板が必要。
❌ 誤り。a(インピーダンス低下)が誤り。正しくはb・cの3番。
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくは3番。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述。
❌ 誤り。d(90〜100℃)が誤り。正しくは3番。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくは3番。
【試験対策ポイント】
| 監視・機能 | 目的 |
|---|---|
| インピーダンス | 急上昇=血栓・過加熱のサイン |
| 先端温度 | 過加熱(スチームポップ)を防ぐ |
| コンタクトフォース | 焼灼不足と穿孔を防ぐ |
| イリゲーション | 先端を冷やし血栓を防ぐ |
- 単極通電なので電気メスと同じく対極板が要る。
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