第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問(外科学)の正答は 4 です。腹腔鏡下手術の利点は、1 cm前後の小さなポート創数か所で行う低侵襲性=創が小さく、回復と退院が早いこと。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 86.7%やさしい
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
腹腔鏡下手術の利点は、1 cm前後の小さなポート創数か所で行う低侵襲性=創が小さく、回復と退院が早いこと。反面、視野と操作が限られ、気腹(CO₂送気)によるガス塞栓などの合併症がある。
【各選択肢の解説】
a.出血時の対応が早い。
❌ 誤り。正しくは、出血すると視野が赤く暗くなり、止血も鉗子越しの操作になるため対応は開腹より難しく、開腹に移行することもある。
b.術野を確保しやすい。
❌ 誤り。正しくは、見えるのはカメラが映す範囲だけで、気腹で空間を作る必要もあり、開腹のように広く直接見て手で触れる術野は得にくい。
c.術後の入院日数が短い。
✅ 正しい。創が小さく術後の痛みが少ないので、離床・回復が早く入院期間が短くなる。
d.切開創のサイズが小さい。
✅ 正しい。数か所の小さなポート創から器具とカメラを入れるので、大きく開腹する必要がない。
e.空気塞栓のリスクが低い。
❌ 誤り。正しくは、気腹のCO₂が傷ついた静脈から入るとガス塞栓が起こりうるため、ガスを入れない開腹術よりリスクは高い。
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはc・dの4番。
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくは4番。
❌ 誤り。bが誤り。正しくは4番。
✅ 正しい(=正答)。2つとも腹腔鏡下手術の特徴。
❌ 誤り。eが誤り。正しくは4番。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 腹腔鏡下 | 開腹 |
|---|---|---|
| 創 | 小さい(数か所) | 大きい |
| 回復・入院 | 早い・短い | 遅い・長い |
| 視野・操作 | 限られる | 広い・直接 |
| 出血時 | 対応が難しい | 対応しやすい |
| 気腹の合併症 | ガス塞栓・皮下気腫・高二酸化炭素血症 | なし |
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