MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問

呼吸療法装置第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。VAPは、気管挿管による人工呼吸の開始から48時間以降に新たに発症した肺炎。

問題
VAP(人工呼吸器関連肺炎)について誤っているのはどれか。
  1. 1. 人工呼吸器装着後48 時間以内に発症する肺炎を指す。 ✓
  2. 2. 主な感染経路はカフ上部に貯留した分泌物の流入である。
  3. 3. 過鎮静を避けることは予防につながる。
  4. 4. 口腔ケアは予防策の一つである。
  5. 5. 早期抜管は予防に有効である。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 62.2%標準

37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 人工呼吸器装着後48 時間以内に発症する肺炎を指す。

VAPは、気管挿管による人工呼吸の開始から48時間以降に新たに発症した肺炎。「以内」と「以降」を入れ替えたひっかけ。


【各選択肢の解説】

1. 人工呼吸器装着後48時間以内に発症する肺炎を指す。
❌ 誤り(=正答)。挿管前から肺炎があったものと区別するため、時間で線を引いている。正しくは、人工呼吸開始後48時間以降に発症した肺炎をVAPという。
2. 主な感染経路はカフ上部に貯留した分泌物の流入である。
✅ 正しい。口腔・咽頭の細菌を含む分泌物がカフの上にたまり、カフと気管壁のすき間から下気道へ垂れ込む(不顕性誤嚥)のが主な経路。カフ上部吸引が予防策になるのはこのため。
3. 過鎮静を避けることは予防につながる。
✅ 正しい。過鎮静は人工呼吸の期間を延ばし、咳や嚥下の反射も弱める。適切な鎮静・鎮痛で過鎮静を避けることはVAPバンドルの項目の一つ。
4. 口腔ケアは予防策の一つである。
✅ 正しい。垂れ込む分泌物の元である口腔内の細菌を減らす。
5. 早期抜管は予防に有効である。
✅ 正しい。挿管されている期間が短いほど、垂れ込みの機会が減る。毎日離脱できるかを評価することもバンドルの項目。

【試験対策ポイント】

VAPバンドル(日本集中治療医学会 2010年改訂版)

  • 手指衛生を確実に実施する
  • 人工呼吸器回路を頻回に交換しない
  • 適切な鎮静・鎮痛をはかる(特に過鎮静を避ける)
  • 人工呼吸器からの離脱ができるかどうか毎日評価する
  • 人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない(頭部挙上)
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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