第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。離脱の障害になるのは、自力の換気が足りないこと(c:PaCO₂ 70 mmHg)と、気道を自分で保てないこと(d:痰を出せない)。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 82.5%やさしい
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
離脱の障害になるのは、自力の換気が足りないこと(c:PaCO₂ 70 mmHg)と、気道を自分で保てないこと(d:痰を出せない)。a・b・eは正常範囲か離脱に支障のない値。
【各選択肢の解説】
a.動脈血液ガスでpHが7.40
❌ 障害とならない。正しくは、pH 7.40は基準範囲(7.35〜7.45)の中央で、酸塩基平衡が保たれている。
b.FIO₂=0.21でPaO₂が70 mmHg
❌ 障害とならない。正しくは、室内気でPaO₂が60 mmHgを超えていれば呼吸不全の基準(室内気でPaO₂ 60 mmHg以下)に当たらず、酸素化は保たれている。
c.FIO₂=0.21でPaCO₂が70 mmHg
✅ 障害となる。PaCO₂の基準は約40 mmHg(35〜45)。70 mmHgは自発呼吸での換気が足りず二酸化炭素がたまっている状態で、人工呼吸の補助を外せない。
d.自力での痰の喀出が困難
✅ 障害となる。抜管すると気管チューブからの吸引ができなくなるため、自分で咳をして痰を出せないと、痰の貯留・無気肺・再挿管につながる。
e.自発呼吸回数が20回/分
❌ 障害とならない。正しくは、20回/分は成人の正常範囲の上限付近で、頻呼吸ではない。
❌ 誤り。a・bとも障害とならない。正しくは、障害となるのはc・d。
❌ 誤り。a・eとも障害とならない。正しくは、障害となるのはc・d。
❌ 誤り。bは障害とならない。正しくは、cと組むのはd。
✅ 正しい(=正答)。c・dとも離脱の障害となる。
❌ 誤り。eは障害とならない。正しくは、dと組むのはc。
【試験対策ポイント】
- 呼吸不全の基準(旧厚生省特定疾患呼吸不全調査研究班):室内気でPaO₂ 60 mmHg以下。PaCO₂ 45 mmHgを超えるものがⅡ型
- 離脱で見るもの:酸素化(PaO₂)・換気(PaCO₂・pH)・呼吸の様子(回数・浅く速い呼吸)・気道(咳・痰の喀出・意識)・循環の安定
- 浅速呼吸指数(呼吸回数÷1回換気量[L])105未満が離脱成功の目安(Yang & Tobin 1991)
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