第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 58.6%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
誤っているのはbとc。低体温では酸素解離曲線は左方へ移動し、体外循環のストレスでグルカゴンは上昇する。a・d・eは体外循環中の生体反応として正しい。
【各選択肢の解説】
a.体外循環導入時の血液中カテコラミン希釈は血圧降下をもたらす。
✅ 正しい。導入時に充填液で血液が薄まり、血中のカテコラミンも希釈されるうえ血液の粘性も下がるため、血圧が下がりやすい。
b.低体温体外循環ではヘモグロビン酸素解離曲線は右方移動する。
❌ 誤り。正しくは左方移動する。低体温ではヘモグロビンの酸素親和性が上がり、組織へ酸素を渡しにくくなる。右方移動するのは高体温・アシドーシス・PaCO₂上昇・2,3-DPG増加のとき。
c.血液中グルカゴン濃度は低下する。
❌ 誤り。正しくは上昇する。体外循環は強いストレスで、カテコラミン・コルチゾール・グルカゴンなどのストレスホルモンが増え、血糖が上がりやすい。
d.血液中カルシウム濃度は低下する。
✅ 正しい。充填液による希釈や、輸血製剤に含まれるクエン酸がカルシウムと結合することで、イオン化カルシウムが下がる。
e.補体が活性化される。
✅ 正しい。血液が人工肺や回路などの異物表面に触れることで補体が活性化され、全身の炎症反応の引き金になる。
❌ 誤り。aは正しい記述。正しくは、誤った記述はb・c。
❌ 誤り。a・eとも正しい記述。正しくは、誤った記述はb・c。
❌ b・cとも誤った記述(=正答)。正しくは、bは左方移動、cは上昇。
❌ 誤り。dは正しい記述。正しくは、cと組むのはb。
❌ 誤り。d・eとも正しい記述。正しくは、誤った記述はb・c。
【試験対策ポイント】
| 酸素解離曲線 | 起こる条件 |
|---|---|
| 左方移動(親和性↑) | 低体温・アルカローシス・PaCO₂低下・2,3-DPG減少 |
| 右方移動(親和性↓) | 高体温・アシドーシス・PaCO₂上昇・2,3-DPG増加 |
- 体外循環中:ストレスホルモン上昇・補体活性化・血液希釈によるCa低下
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