第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問
体外循環・補助循環第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。IMPELLAは軸流ポンプを先端近くに組み込んだカテーテルで、大動脈弁を越えて左室内に置き、左室から吸い上げた血液を上行大動脈へ送る。
問題
循環補助用心内留置型ポンプカテーテル(IMPELLA®)について正しいのはどれか。
a.左室仕事量を減少させる。
b.乳幼児に使用可能である。
c.小型遠心ポンプがカテーテルに組み込まれている。
d.大動脈弁に機械弁を装着されている場合は禁忌である。
e.パージシステムはモータ内に血液を浸入させない機能をもつ。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番(a・d・e)
IMPELLAは軸流ポンプを先端近くに組み込んだカテーテルで、大動脈弁を越えて左室内に置き、左室から吸い上げた血液を上行大動脈へ送る。この構造(弁をまたぐ・モータを血液から守る)から各選択肢を判断する。
【各選択肢の解説】
a. 左室仕事量を減少させる。
✅ 正しい。左室内の血液を直接くみ出して大動脈へ送るため、左室の容量と圧が下がる(左室アンローディング)。その結果、左室仕事量と心筋酸素消費量が減る。
✅ 正しい。左室内の血液を直接くみ出して大動脈へ送るため、左室の容量と圧が下がる(左室アンローディング)。その結果、左室仕事量と心筋酸素消費量が減る。
b. 乳幼児に使用可能である。
❌ 誤り。カテーテルとポンプの径が大きく、大腿動脈などから挿入して大動脈弁を越える構造のため、体格の小さい乳幼児には使えない。正しくは成人(体格の大きい患者)が対象。
❌ 誤り。カテーテルとポンプの径が大きく、大腿動脈などから挿入して大動脈弁を越える構造のため、体格の小さい乳幼児には使えない。正しくは成人(体格の大きい患者)が対象。
c. 小型遠心ポンプがカテーテルに組み込まれている。
❌ 誤り。正しくは小型の軸流ポンプ(羽根車を軸方向に回す)が組み込まれている。遠心ポンプは体外式補助循環(ECMOなど)で使う方式。
❌ 誤り。正しくは小型の軸流ポンプ(羽根車を軸方向に回す)が組み込まれている。遠心ポンプは体外式補助循環(ECMOなど)で使う方式。
d. 大動脈弁に機械弁を装着されている場合は禁忌である。
✅ 正しい。カテーテルが大動脈弁を通って左室に入るため、機械弁ではカテーテルが通れず、弁やカテーテルを壊すおそれがある。
✅ 正しい。カテーテルが大動脈弁を通って左室に入るため、機械弁ではカテーテルが通れず、弁やカテーテルを壊すおそれがある。
e. パージシステムはモータ内に血液を浸入させない機能をもつ。
✅ 正しい。ヘパリンを加えたブドウ糖液などのパージ液を血液より高い圧でモータ部へ流し続け、血液の浸入と血栓の付着を防ぐ。
✅ 正しい。ヘパリンを加えたブドウ糖液などのパージ液を血液より高い圧でモータ部へ流し続け、血液の浸入と血栓の付着を防ぐ。
1. a、b、c
❌ 誤り。bは誤り(乳幼児には使えない)、cは誤り(組み込まれているのは軸流ポンプ)。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。bは誤り(乳幼児には使えない)、cは誤り(組み込まれているのは軸流ポンプ)。正しくはa・d・e。
2. a、b、e
❌ 誤り。bは誤り(乳幼児には使えない)。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。bは誤り(乳幼児には使えない)。正しくはa・d・e。
3. a、d、e
✅ 正しい(=正答)。a・d・eはいずれも正しい。
✅ 正しい(=正答)。a・d・eはいずれも正しい。
4. b、c、d
❌ 誤り。bは誤り(乳幼児には使えない)、cは誤り(組み込まれているのは軸流ポンプ)。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。bは誤り(乳幼児には使えない)、cは誤り(組み込まれているのは軸流ポンプ)。正しくはa・d・e。
5. c、d、e
❌ 誤り。cは誤り(組み込まれているのは軸流ポンプ)。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。cは誤り(組み込まれているのは軸流ポンプ)。正しくはa・d・e。
【試験対策ポイント】
| 項目 | IMPELLA |
|---|---|
| ポンプ | 軸流ポンプ(カテーテル内蔵) |
| 留置 | 大動脈弁をまたいで左室内 |
| 効果 | 左室から上行大動脈へ送血・左室アンローディング |
| 禁忌の例 | 大動脈弁の機械弁・左室内血栓 |
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