第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問
体外循環・補助循環第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。ローラポンプはチューブをしごいて送る容積型で、流量は回転数とチューブ内径から決まる。
問題
人工心肺における安全管理上、必須でないのはどれか。
- 1. レベルセンサを貯血槽に設置する。
- 2. 送血ポンプの手動装置を常備する。
- 3. ローラポンプ送血で流量計を設置する。 ✓
- 4. 送血圧力計を送血ポンプと人工肺の間に設置する。
- 5. 送血フィルタもしくはエアトラップを送血回路に設置する。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 80.6%やさしい
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — ローラポンプ送血で流量計を設置する。
ローラポンプはチューブをしごいて送る容積型で、流量は回転数とチューブ内径から決まる。だから流量計は必須ではない。流量計が必須なのは、後負荷で流量が変わる遠心ポンプ(日本体外循環技術医学会「人工心肺における安全装置設置基準」)。
【各選択肢の解説】
1. レベルセンサを貯血槽に設置する。
❌ 誤り。正しくは必須。貯血槽の液面低下を検知して送血ポンプを止め、回路への空気の送り込みを防ぐ。
❌ 誤り。正しくは必須。貯血槽の液面低下を検知して送血ポンプを止め、回路への空気の送り込みを防ぐ。
2. 送血ポンプの手動装置を常備する。
❌ 誤り。正しくは必須。停電やポンプ駆動部の故障のとき、手回し(ハンドクランク)で送血を続けるために常備する。
❌ 誤り。正しくは必須。停電やポンプ駆動部の故障のとき、手回し(ハンドクランク)で送血を続けるために常備する。
3. ローラポンプ送血で流量計を設置する。
✅ 正しい(=正答)。ローラポンプの流量は回転数×1回転あたりの送り量で計算でき、ポンプ側で表示されるため、流量計の設置は必須ではない。
✅ 正しい(=正答)。ローラポンプの流量は回転数×1回転あたりの送り量で計算でき、ポンプ側で表示されるため、流量計の設置は必須ではない。
4. 送血圧力計を送血ポンプと人工肺の間に設置する。
❌ 誤り。正しくは必須。ローラポンプは出口が詰まっても送り続けるため、回路の屈曲・閉塞による圧の上昇を早く見つけて回路の破裂や接続外れを防ぐ。
❌ 誤り。正しくは必須。ローラポンプは出口が詰まっても送り続けるため、回路の屈曲・閉塞による圧の上昇を早く見つけて回路の破裂や接続外れを防ぐ。
5. 送血フィルタもしくはエアトラップを送血回路に設置する。
❌ 誤り。正しくは必須。患者の動脈へ戻す直前で気泡や微小な塞栓物を取り除き、空気塞栓を防ぐ。
❌ 誤り。正しくは必須。患者の動脈へ戻す直前で気泡や微小な塞栓物を取り除き、空気塞栓を防ぐ。
【試験対策ポイント】
| ポンプ | 流量の決まり方 | 流量計 |
|---|---|---|
| ローラポンプ | 回転数とチューブ内径で決まる | 必須でない |
| 遠心ポンプ | 回転数が同じでも後負荷で変わる | 必須 |
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