第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問
体外循環・補助循環第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。「必須でないのはどれか」。
問題
人工心肺における安全管理上、必須でないのはどれか。
- 1. レベルセンサを貯血槽に設置する。
- 2. 送血ポンプの手動装置を常備する。
- 3. ローラポンプ送血で流量計を設置する。 ✓
- 4. 送血圧力計を送血ポンプと人工肺の間に設置する。
- 5. 送血フィルタもしくはエアトラップを送血回路に設置する。
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — ローラポンプ送血で流量計を設置する。
「必須でないのはどれか」。ローラポンプは回転数とチューブ内径から拍出量が算出できるため、流量計は必須でない(流量計が必須なのは拍出量が回転数で決まらない遠心ポンプ)。他は人工心肺の安全上必須の装備。
【各選択肢の解説】
1. レベルセンサを貯血槽に設置する。
✅ 必須。貯血槽の血液レベル低下(脱血不良・空気引き込み)を検知して送血を止める安全装置。
✅ 必須。貯血槽の血液レベル低下(脱血不良・空気引き込み)を検知して送血を止める安全装置。
2. 送血ポンプの手動装置を常備する。
✅ 必須。停電・駆動不良時に手回し(ハンドクランク)で送血を継続するため常備する。
✅ 必須。停電・駆動不良時に手回し(ハンドクランク)で送血を継続するため常備する。
3. ローラポンプ送血で流量計を設置する。
❌ 必須でない。ローラポンプは回転数×1回拍出量で流量が定まるため、流量計がなくても流量を把握できる。これが正答(必須でないもの)。
❌ 必須でない。ローラポンプは回転数×1回拍出量で流量が定まるため、流量計がなくても流量を把握できる。これが正答(必須でないもの)。
4. 送血圧力計を送血ポンプと人工肺の間に設置する。
✅ 必須。回路内圧の異常上昇(閉塞・屈曲)を監視するため必須。
✅ 必須。回路内圧の異常上昇(閉塞・屈曲)を監視するため必須。
5. 送血フィルタもしくはエアトラップを送血回路に設置する。
✅ 必須。気泡・微小塞栓を除去して動脈系への空気塞栓を防ぐ。
✅ 必須。気泡・微小塞栓を除去して動脈系への空気塞栓を防ぐ。
【試験対策ポイント】
- ローラポンプ=回転数で流量が決まる(流量計不要)/遠心ポンプ=流量計が必須(後負荷で流量が変動するため)。
- 人工心肺の安全装置:レベルセンサ・気泡検知器・送血圧モニタ・エアトラップ・手動クランク。
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