MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第74問

血液浄化療法装置第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第74問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。ふるい係数(SC)は「濾液中の濃度÷血液(血漿)側の濃度」で表す無次元の比で、0〜1をとる。

問題
ダイアライザのふるい係数について正しいのはどれか。
  1. 1. 負の値をとることがある。
  2. 2. クリアランスと同じ次元をもつ。
  3. 3. 分子量が大きいほど大きな値をとる。
  4. 4. β 2 ミクログロブリンでは治療中、経時的に増加する。
  5. 5. β 2 ミクログロブリンでは血液系よりも水系の方が大きな値を示す。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 33.3%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — β 2 ミクログロブリンでは血液系よりも水系の方が大きな値を示す。

ふるい係数(SC)は「濾液中の濃度÷血液(血漿)側の濃度」で表す無次元の比で、0〜1をとる。血液ではタンパクが膜に付いて孔をふさぐ(ファウリング)ため、同じ膜でもタンパクのない水系より小さくなる。


【各選択肢の解説】

1. 負の値をとることがある。
❌ 誤り。濃度の比なので負にはならない。正しくは0(まったく通さない)〜1(自由に通す)の値をとる。
2. クリアランスと同じ次元をもつ。
❌ 誤り。SCは濃度÷濃度で無次元。正しくは、クリアランスは流量の次元(mL/min)をもつ。
3. 分子量が大きいほど大きな値をとる。
❌ 誤り。分子が大きいほど膜の孔を通りにくい。正しくは分子量が大きいほど小さな値をとる。
4. β 2 ミクログロブリンでは治療中、経時的に増加する。
❌ 誤り。治療中は膜面へのタンパクの付着が進み、孔が狭くなる。正しくは経時的に低下する。
5. β 2 ミクログロブリンでは血液系よりも水系の方が大きな値を示す。
✅ 正しい。水系の溶液にはタンパクがなく膜の目詰まりが起こらないため、膜本来の透過性に近い大きい値が出る。血液系ではファウリングで値が下がる。

【試験対策ポイント】

項目ふるい係数クリアランス
定義濾液濃度/血漿濃度単位時間に浄化された血液量
次元無次元(0〜1)mL/min
  • 分子量が大きい→小さい/治療中→低下/血液系<水系
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