MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第76問

血液浄化療法装置第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。図の読み:血液入口濃度 12 mg/dL・出口 2 mg/dL・血流量 200 mL/min、透析液流量 400 mL/min・透析液入口濃度 0 mg/dL。

問題
図の条件で透析が行われた。透析液出口側クレアチニン濃度[mg/dL]はどれか。 ただし、回路、膜へのクレアチニンの吸着はないものとする。
第39回午後第76問 図
  1. 1. 4
  2. 2. 5 ✓
  3. 3. 8
  4. 4. 10
  5. 5. 12

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 16.7%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 5

図の読み:血液入口濃度 12 mg/dL・出口 2 mg/dL・血流量 200 mL/min、透析液流量 400 mL/min・透析液入口濃度 0 mg/dL。膜への吸着がないので、血液が失ったクレアチニン量=透析液が受け取った量(物質収支)で解く。


【各選択肢の解説】

1. 4
❌ 誤り。物質収支に合わない。正しくは 5 mg/dL。
2. 5
✅ 正しい。下の計算のとおり、血液から 1分あたり 20 mg が除かれ、それが 400 mL/min の透析液に溶けて出ていくので 5 mg/dL になる。
3. 8
❌ 誤り。物質収支に合わない。正しくは 5 mg/dL。
4. 10
❌ 誤り。血液側の濃度差(12 − 2 = 10)をそのまま答えた値で、流量の違いを入れていない。正しくは 5 mg/dL。
5. 12
❌ 誤り。血液入口濃度と同じ値。正しくは 5 mg/dL。

計算(mg/dL × mL/min を 100 で割ると mg/min):
血液が失った量 = Qb ×(Cbi − Cbo)= 200 mL/min × 10 mg/dL = 20 mg/min
透析液が受け取った量 = Qd ×(Cdo − Cdi)= 400 mL/min ×(Cdo − 0)
200 × 10 = 400 × Cdo
Cdo = 2000 ÷ 400 = 5 mg/dL


【試験対策ポイント】

  • 物質収支:Qb(Cbi − Cbo)= Qd(Cdo − Cdi)(除水・吸着なしのとき)
  • 透析液流量が血流量の2倍なら、透析液側の濃度上昇は血液側の濃度低下の1/2になる
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