第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問
血液浄化療法装置第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。ACTは全血にセライトなどの活性化剤を加えて固まるまでの時間を測る検査で、内因系〜共通系の凝固をみる。
問題
モニタリングに活性化凝固時間(ACT)を使用できるのはどれか。
a.メシル酸ナファモスタット
b.未分画ヘパリン
c.低分子ヘパリン
d.ワルファリン
e.アスピリン
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番(a・b)
ACTは全血にセライトなどの活性化剤を加えて固まるまでの時間を測る検査で、内因系〜共通系の凝固をみる。ベッドサイドですぐ測れるため、体外循環中に使う未分画ヘパリンとナファモスタットメシル酸塩の効き具合の調整に使う。
【各選択肢の解説】
a. メシル酸ナファモスタット
✅ 正しい。トロンビンや活性化第Ⅹ因子などを阻害して凝固時間を延ばすため、ACTが延びる。透析などで投与量の目安にACTを使う。
✅ 正しい。トロンビンや活性化第Ⅹ因子などを阻害して凝固時間を延ばすため、ACTが延びる。透析などで投与量の目安にACTを使う。
b. 未分画ヘパリン
✅ 正しい。アンチトロンビンを介してトロンビンと第Ⅹa因子を強く阻害し、ACTが用量に応じて延びる。人工心肺や血液浄化でのヘパリン管理の標準的な指標。
✅ 正しい。アンチトロンビンを介してトロンビンと第Ⅹa因子を強く阻害し、ACTが用量に応じて延びる。人工心肺や血液浄化でのヘパリン管理の標準的な指標。
c. 低分子ヘパリン
❌ 誤り。主に第Ⅹa因子を阻害し抗トロンビン作用が弱いため、ACTやAPTTはあまり延びない。正しくは抗Ⅹa活性で評価する。
❌ 誤り。主に第Ⅹa因子を阻害し抗トロンビン作用が弱いため、ACTやAPTTはあまり延びない。正しくは抗Ⅹa活性で評価する。
d. ワルファリン
❌ 誤り。ビタミンK依存性凝固因子の産生を抑える経口薬で、効果は数日かけて現れる。正しくはPT-INRでモニタリングする。
❌ 誤り。ビタミンK依存性凝固因子の産生を抑える経口薬で、効果は数日かけて現れる。正しくはPT-INRでモニタリングする。
e. アスピリン
❌ 誤り。シクロオキシゲナーゼを阻害して血小板の凝集を抑える抗血小板薬で、凝固時間にはほぼ反映されない。正しくは抗血小板薬であり、ACTのような凝固時間でなく血小板機能の側の薬として扱う。
❌ 誤り。シクロオキシゲナーゼを阻害して血小板の凝集を抑える抗血小板薬で、凝固時間にはほぼ反映されない。正しくは抗血小板薬であり、ACTのような凝固時間でなく血小板機能の側の薬として扱う。
1. a、b
✅ 正しい(=正答)。a・bはいずれも正しい。
✅ 正しい(=正答)。a・bはいずれも正しい。
2. a、e
❌ 誤り。eは誤り(アスピリンは抗血小板薬で凝固時間に反映されない)。正しくはa・b。
❌ 誤り。eは誤り(アスピリンは抗血小板薬で凝固時間に反映されない)。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cは誤り(低分子ヘパリンは抗Ⅹa活性)。正しくはa・b。
❌ 誤り。cは誤り(低分子ヘパリンは抗Ⅹa活性)。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。cは誤り(低分子ヘパリンは抗Ⅹa活性)、dは誤り(ワルファリンはPT-INR)。正しくはa・b。
❌ 誤り。cは誤り(低分子ヘパリンは抗Ⅹa活性)、dは誤り(ワルファリンはPT-INR)。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。dは誤り(ワルファリンはPT-INR)、eは誤り(アスピリンは抗血小板薬で凝固時間に反映されない)。正しくはa・b。
❌ 誤り。dは誤り(ワルファリンはPT-INR)、eは誤り(アスピリンは抗血小板薬で凝固時間に反映されない)。正しくはa・b。
【試験対策ポイント】
| 薬 | 主な作用 | モニタリング |
|---|---|---|
| 未分画ヘパリン | 抗トロンビン・抗Ⅹa | ACT・APTT |
| ナファモスタット | タンパク分解酵素阻害 | ACT |
| 低分子ヘパリン | 抗Ⅹa | 抗Ⅹa活性 |
| ワルファリン | ビタミンK依存性因子の抑制 | PT-INR |
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