第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問
医用材料第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 4 です。材料が血液に触れると、まず表面に血漿タンパク(フィブリノゲンなど)が吸着して変性し、それを足場に血小板が粘着・凝集して血栓ができる。
問題
植込み材料の表面で起こる血栓形成の要因として正しいのはどれか。
a.溶血
b.多糖の分解
c.血小板の凝集
d.タンパク質の変性
e.プラスミンの放出
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 68%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番(c・d)
材料が血液に触れると、まず表面に血漿タンパク(フィブリノゲンなど)が吸着して変性し、それを足場に血小板が粘着・凝集して血栓ができる。
【各選択肢の解説】
a. 溶血
❌ 誤り。溶血は赤血球の膜が壊れてヘモグロビンが出る現象で、材料表面の血栓形成の要因には数えない。正しくは、溶血は血液ポンプや吸引などの機械的な力による血液損傷の指標として扱う。
❌ 誤り。溶血は赤血球の膜が壊れてヘモグロビンが出る現象で、材料表面の血栓形成の要因には数えない。正しくは、溶血は血液ポンプや吸引などの機械的な力による血液損傷の指標として扱う。
b. 多糖の分解
❌ 誤り。材料表面の血栓形成のしくみに多糖の分解は含まれない。正しくは、血栓形成の起点はタンパク質の吸着・変性で、多糖のヘパリンはむしろ抗血栓性を与える表面処理に使われる。
❌ 誤り。材料表面の血栓形成のしくみに多糖の分解は含まれない。正しくは、血栓形成の起点はタンパク質の吸着・変性で、多糖のヘパリンはむしろ抗血栓性を与える表面処理に使われる。
c. 血小板の凝集
✅ 正しい。変性したタンパクに血小板が粘着して活性化し、放出された物質がさらに血小板を集めて凝集塊をつくる。これが血栓の中心になる。
✅ 正しい。変性したタンパクに血小板が粘着して活性化し、放出された物質がさらに血小板を集めて凝集塊をつくる。これが血栓の中心になる。
d. タンパク質の変性
✅ 正しい。材料表面に吸着したフィブリノゲンなどのタンパクは形が変わり(変性)、血小板が粘着しやすくなる。凝固因子の活性化も表面で始まる。
✅ 正しい。材料表面に吸着したフィブリノゲンなどのタンパクは形が変わり(変性)、血小板が粘着しやすくなる。凝固因子の活性化も表面で始まる。
e. プラスミンの放出
❌ 誤り。プラスミンはフィブリンを分解する酵素で、血栓をつくる側でなく溶かす側に働く。正しくは線溶系の因子。
❌ 誤り。プラスミンはフィブリンを分解する酵素で、血栓をつくる側でなく溶かす側に働く。正しくは線溶系の因子。
1. a、b
❌ 誤り。aは誤り(溶血は血栓形成の要因に数えない)、bは誤り(多糖の分解は含まれない)。正しくはc・d。
❌ 誤り。aは誤り(溶血は血栓形成の要因に数えない)、bは誤り(多糖の分解は含まれない)。正しくはc・d。
2. a、e
❌ 誤り。aは誤り(溶血は血栓形成の要因に数えない)、eは誤り(プラスミンは線溶系)。正しくはc・d。
❌ 誤り。aは誤り(溶血は血栓形成の要因に数えない)、eは誤り(プラスミンは線溶系)。正しくはc・d。
3. b、c
❌ 誤り。bは誤り(多糖の分解は含まれない)。正しくはc・d。
❌ 誤り。bは誤り(多糖の分解は含まれない)。正しくはc・d。
4. c、d
✅ 正しい(=正答)。c・dはいずれも正しい。
✅ 正しい(=正答)。c・dはいずれも正しい。
5. d、e
❌ 誤り。eは誤り(プラスミンは線溶系)。正しくはc・d。
❌ 誤り。eは誤り(プラスミンは線溶系)。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
- 材料表面の血栓形成:タンパク質の吸着・変性 → 血小板の粘着・凝集 → 凝固系の活性化 → フィブリン網
- 抗血栓性の工夫:タンパクの吸着を抑える表面・ヘパリン固定など
- プラスミン=線溶(血栓を溶かす)
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