外科総論が中心で、創傷治癒の過程と阻害因子・滅菌/消毒の使い分け・手術侵襲への生体反応・周術期合併症の予防が繰り返し出る。臨床工学技士の手術室・滅菌業務と直結する。
炎症相(〜数日・止血・好中球/マクロファージ)→増殖相(肉芽形成・血管新生・上皮化)→成熟相(数週〜・コラーゲン再構築・瘢痕)。
コラーゲンを作るのは線維芽細胞、創面を覆う(上皮化)のは上皮細胞。この担当の取り違えが定番のひっかけ。
治癒を遅らせる因子=糖尿病・低栄養(低タンパク・ビタミンC欠乏)・副腎皮質ステロイド・放射線・感染・血流障害・低体温・高齢・腎不全。高血圧・正常妊娠・脂質異常症は直接の阻害因子ではない。
| 対象 | 方法 |
|---|---|
| 耐熱器材(鋼製小物) | 高圧蒸気滅菌(オートクレーブ) |
| 非耐熱・内視鏡・腹腔鏡 | EOG(酸化エチレン)・過酸化水素低温プラズマ |
| 皮膚・粘膜・創部 | ポビドンヨード(万能) |
| 粘膜(低水準) | ベンザルコニウム塩化物(逆性石けん) |
| 健常皮膚・器具 | 消毒用エタノール(粘膜・損傷部は不適) |
高水準消毒薬(過酢酸・グルタラール・フタラール)は器具専用で生体には使えない。次亜塩素酸ナトリウムは環境・器具用(金属腐食・粘膜に不適)。
外科的侵襲への反応=異化亢進・高血糖・水Na貯留。カテコラミン・コルチゾール・ADH・アルドステロン・サイトカイン(IL-6)が上昇し、グリコーゲンは合成でなく分解が進む(ムーアの回復相)。