第7章|感染症

臨床医学総論 第7章
収録 31問(第31〜39回)感染経路・標準予防策・結核・HIV・院内感染・滅菌

循環器に次ぐ31問の頻出ジャンル感染経路別予防策標準予防策は院内感染管理そのもので、臨床工学技士の実務に直結する。病原体の分類も併せて押さえる。

感染経路と予防策

経路代表病原体予防策
空気感染結核・麻疹・水痘N95マスク・陰圧個室
飛沫感染インフルエンザ・風疹・ムンプス・百日咳サージカルマスク
接触感染MRSA・緑膿菌・ノロウイルス手袋・ガウン・手指衛生
血液・体液B/C型肝炎・HIV標準予防策・針刺し対策
標準予防策(スタンダードプリコーション)

全ての患者の血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染性とみなす汗のみは対象外(感染性が低い)がひっかけ。手指衛生が基本。針刺しでのHIV曝露はPEP(曝露後予防内服)を速やかに

主要感染症

  • 結核=2類感染症・空気感染・チール-ネルゼン染色(抗酸菌)・上肺野・INH+RFP+PZA+EB の4剤6か月
  • HIV/AIDS=CD4<200で指標疾患(ニューモシスチス肺炎など)。ニューモシスチス=真菌・βDグルカン↑・ST合剤
  • 院内肺炎=緑膿菌・MRSA/市中肺炎=肺炎球菌・マイコプラズマ。尿路感染は大腸菌が最多
  • ワクチンで予防=A/B型肝炎(C型はワクチンなし)。HPV=子宮頸癌

病原体の分類・SSI予防

真菌=カンジダ・クリプトコッカス・アスペルギルス(マイコプラズマ・クラミジアは細菌)。グラム陽性/陰性の別、日和見感染(免疫低下時)も頻出。手術部位感染(SSI)予防=禁煙・血糖管理・執刀前60分以内の抗菌薬・正常体温維持・クリッパーでの除毛。