第50回 作業療法士国家試験 午前 第2問
作業療法評価学第50回午前
67歳の男性。右被殻出血による左片麻痺。発症後7日。Brunnstrom法ステージを用いて評価を行った。正しい判定はどれか。2つ選べ。
1. 上肢を側方水平位に挙上できたので、ステージⅣとする。
2. 横つまみが可能だったので、ステージⅢとする。
3. 対向つまみが可能だったので、ステージⅤとする。
4. 立位、股関節伸展位で足関節の背屈ができたので、ステージⅤとする。
5. 立位、股関節伸展位で膝屈曲ができたので、ステージⅥとする。
- 1. 上肢を側方水平位に挙上できたので、ステージⅣとする。
- 2. 横つまみが可能だったので、ステージⅢとする。
- 3. 対向つまみが可能だったので、ステージⅤとする。
- 4. 立位、股関節伸展位で足関節の背屈ができたので、ステージⅤとする。
- 5. 立位、股関節伸展位で膝屈曲ができたので、ステージⅥとする。
正答:番
解説
# 第50回 第A002問 解説
■ 正答:正答不明(問題文に正答番号の記載なし)
問題文に正答番号が記載されていないため、各選択肢の正誤を解説する。
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【各選択肢の解説】
1. 上肢を側方水平位に挙上できたので、ステージⅣとする。
❌ 誤り。上肢BrSⅣの条件は「共同運動パターンから一部逸脱した動作」であり、側方水平位への挙上(肘伸展位での肩外転90°)はステージⅣの代表的な動作。ただしⅣとするには肘伸展位での側方水平位が条件。「側方水平位」の肢位(肘屈曲の有無)の記載が不明確。
2. 横つまみが可能だったので、ステージⅢとする。
❌ 誤り。横つまみ(側方つまみ)が可能なのは手指BrS**Ⅳ**から。ステージⅢは集団屈曲のみ可能であり、横つまみはⅢには含まれない。
3. 対向つまみが可能だったので、ステージⅤとする。
❌ 誤り。対向つまみ(母指対立)が可能になるのは手指BrS**Ⅳ**から。ステージⅤは各指の分離運動が可能なレベル。対向つまみはⅣとするのが正確。
4. 立位、股関節伸展位で足関節の背屈ができたので、ステージⅤとする。
✅ 正しい。立位・股関節伸展位での足関節背屈は下肢BrSⅤの条件に一致する。
5. 立位、股関節伸展位で膝屈曲ができたので、ステージⅥとする。
✅ 正しい。立位・股関節伸展位での膝屈曲は下肢BrSⅥの条件に一致する(下肢Ⅵはほぼ正常運動が可能なレベルで、立位での膝屈曲が含まれる)。
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【試験対策ポイント】
Brunnstrom法ステージの手指評価まとめ:
| ステージ | 手指の評価基準 |
|---------|-------------|
| Ⅱ | 集団伸展の始まり |
| Ⅲ | **集団屈曲**のみ可能 |
| **Ⅳ** | **横つまみ・対向つまみ可能** |
| Ⅴ | **各指分離運動・球状つかみ**可能 |
| Ⅵ | ほぼ正常 |
「横つまみ・対向つまみ→Ⅳ」「集団屈曲のみ→Ⅲ」という区別が頻出の引っかけポイント。
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