第50回 作業療法士国家試験 午前 第2問
作業療法評価学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第2問(作業療法評価学)は採点除外(全員に得点)の問題です。Brunnstrom法ステージは、上肢・手指・下肢それぞれに「できた課題」で段階を決める。
問題
67歳の男性。右被殻出血による左片麻痺。発症後7日。Brunnstrom法ステージを用いて評価を行った。正しい判定はどれか。2つ選べ。
- 1. 上肢を側方水平位に挙上できたので、ステージⅣとする。
- 2. 横つまみが可能だったので、ステージⅢとする。
- 3. 対向つまみが可能だったので、ステージⅤとする。
- 4. 立位、股関節伸展位で足関節の背屈ができたので、ステージⅤとする。
- 5. 立位、股関節伸展位で膝屈曲ができたので、ステージⅥとする。
正答:
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 100%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 採点除外(全員正解の扱い)
Brunnstrom法ステージは、上肢・手指・下肢それぞれに「できた課題」で段階を決める。各選択肢の課題が、どのステージの課題に当たるかを見分ける。
【各選択肢の解説】
1. 上肢を側方水平位に挙上できたので、ステージⅣとする。
❌ 誤り。上肢を横水平位に上げる(肘伸展位)課題はステージⅤの課題である。正しくはステージⅤと判定する。ステージⅣの課題は「手を腰の後ろへ回す」「上肢を前方水平位に挙上」「肘90°屈曲位で前腕回内・回外」。
❌ 誤り。上肢を横水平位に上げる(肘伸展位)課題はステージⅤの課題である。正しくはステージⅤと判定する。ステージⅣの課題は「手を腰の後ろへ回す」「上肢を前方水平位に挙上」「肘90°屈曲位で前腕回内・回外」。
2. 横つまみが可能だったので、ステージⅢとする。
❌ 誤り。横つまみ(母指と示指側面でのつまみ)は手指ステージⅣの課題である。正しくはステージⅣと判定する。手指ステージⅢは集団屈曲・鉤形握りはできるが、指の伸展ができない段階。
❌ 誤り。横つまみ(母指と示指側面でのつまみ)は手指ステージⅣの課題である。正しくはステージⅣと判定する。手指ステージⅢは集団屈曲・鉤形握りはできるが、指の伸展ができない段階。
3. 対向つまみが可能だったので、ステージⅤとする。
✅ 正しい。対向つまみ(母指と他指の指腹でのつまみ)は、円筒握り・球握り・随意的な指の集団伸展と並ぶ手指ステージⅤの課題である。
✅ 正しい。対向つまみ(母指と他指の指腹でのつまみ)は、円筒握り・球握り・随意的な指の集団伸展と並ぶ手指ステージⅤの課題である。
4. 立位、股関節伸展位で足関節の背屈ができたので、ステージⅤとする。
✅ 正しい。立位で伸展共同運動(股・膝伸展に足関節底屈が伴う)から離れて足関節を背屈できることは、下肢ステージⅤの課題に当たる。課題の肢位は「膝伸展位のまま踵を少し前に出して」と書かれることが多く、選択肢の「股関節伸展位」という書き方と同じに扱うかは文献により扱いが分かれる。座位で踵を床につけたままの背屈はステージⅣ。
✅ 正しい。立位で伸展共同運動(股・膝伸展に足関節底屈が伴う)から離れて足関節を背屈できることは、下肢ステージⅤの課題に当たる。課題の肢位は「膝伸展位のまま踵を少し前に出して」と書かれることが多く、選択肢の「股関節伸展位」という書き方と同じに扱うかは文献により扱いが分かれる。座位で踵を床につけたままの背屈はステージⅣ。
5. 立位、股関節伸展位で膝屈曲ができたので、ステージⅥとする。
❌ 誤り。立位・股関節伸展位での膝屈曲は下肢ステージⅤの課題である。正しくはステージⅤと判定する。ステージⅥは「立位で骨盤挙上の範囲を超える股関節外転」「座位で下腿の内旋・外旋」。
❌ 誤り。立位・股関節伸展位での膝屈曲は下肢ステージⅤの課題である。正しくはステージⅤと判定する。ステージⅥは「立位で骨盤挙上の範囲を超える股関節外転」「座位で下腿の内旋・外旋」。
【試験対策ポイント】
| 部位 | ステージⅣ | ステージⅤ |
|---|---|---|
| 上肢 | 手を腰の後ろへ・前方水平挙上・肘90°で回内外 | 側方水平挙上・前方頭上挙上・肘伸展位で回内外 |
| 手指 | 横つまみ・わずかな指伸展 | 対向つまみ・円筒握り・球握り・集団伸展 |
| 下肢 | 座位で膝90°以上屈曲・座位で踵をつけたまま背屈 | 立位で股伸展位の膝屈曲・立位で膝伸展位の背屈 |
下肢のⅣとⅤの間では、座位の課題がⅣ、立位の課題がⅤに当たる。Ⅵにも座位(下腿の内旋・外旋)と立位(骨盤挙上の範囲を超える股関節外転)の課題があるので、段階は課題名で覚える。
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