第50回 作業療法士国家試験 午前 第4問
作業療法評価学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第4問(作業療法評価学)の正答は 2 です。下肢の筋力がすべてMMT0(運動機能なし)で、肛門周囲(仙髄S4〜S5)の感覚が残っている。
問題
38歳の男性。オートバイ運転中に転倒し腰背部を強打して、脊髄損傷と診断された。T12以下の感覚鈍麻を認める。筋力はMMTで上肢はすべて5、下肢はすべて0である。肛門周囲の感覚は残存している。
この患者のASIA機能障害尺度はどれか。
- 1. A
- 2. B ✓
- 3. C
- 4. D
- 5. E
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 43.3%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — B
下肢の筋力がすべてMMT0(運動機能なし)で、肛門周囲(仙髄S4〜S5)の感覚が残っている。この組合せがASIA機能障害尺度B(感覚不全・運動完全麻痺)である。
【各選択肢の解説】
1. A
❌ 誤り。Aは仙髄S4〜S5の感覚も運動もまったく残らない完全損傷。本症例は肛門周囲の感覚が残っている。正しくは仙髄の感覚が残るのでAではなく不全損傷(B以降)となる。
❌ 誤り。Aは仙髄S4〜S5の感覚も運動もまったく残らない完全損傷。本症例は肛門周囲の感覚が残っている。正しくは仙髄の感覚が残るのでAではなく不全損傷(B以降)となる。
2. B
✅ 正しい。Bは損傷レベルより下で感覚機能は残り(S4〜S5を含む)、運動機能が残っていない状態。肛門周囲の感覚が残ることで完全損傷(A)と区別され、下肢が全部MMT0なのでC以上ではない。
✅ 正しい。Bは損傷レベルより下で感覚機能は残り(S4〜S5を含む)、運動機能が残っていない状態。肛門周囲の感覚が残ることで完全損傷(A)と区別され、下肢が全部MMT0なのでC以上ではない。
3. C
❌ 誤り。Cは損傷レベルより下に運動機能が残るが、主要筋の半数以上が筋力3未満の状態。正しくは運動機能が少しでも残ることが条件であり、下肢がすべてMMT0の本症例は該当しない。
❌ 誤り。Cは損傷レベルより下に運動機能が残るが、主要筋の半数以上が筋力3未満の状態。正しくは運動機能が少しでも残ることが条件であり、下肢がすべてMMT0の本症例は該当しない。
4. D
❌ 誤り。Dは損傷レベルより下の主要筋の少なくとも半数が筋力3以上の状態。正しくは抗重力の運動が残る段階であり、本症例は該当しない。
❌ 誤り。Dは損傷レベルより下の主要筋の少なくとも半数が筋力3以上の状態。正しくは抗重力の運動が残る段階であり、本症例は該当しない。
5. E
❌ 誤り。Eは感覚・運動機能とも正常な状態。正しくは障害が残っていない場合に限られ、感覚鈍麻と下肢麻痺がある本症例は該当しない。
❌ 誤り。Eは感覚・運動機能とも正常な状態。正しくは障害が残っていない場合に限られ、感覚鈍麻と下肢麻痺がある本症例は該当しない。
【試験対策ポイント】
| 尺度 | 感覚 | 運動 |
|---|---|---|
| A | S4〜S5を含め残存なし | 残存なし |
| B | 残存(S4〜S5を含む) | 残存なし |
| C | 残存 | 残存・主要筋の半数以上が筋力3未満 |
| D | 残存 | 主要筋の半数以上が筋力3以上 |
| E | 正常 | 正常 |
(ASIA機能障害尺度)AとBの境目は「肛門周囲=S4〜S5の感覚」の有無である。
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