第50回 作業療法士国家試験 午前 第7問
作業療法治療学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第7問(作業療法治療学)の正答は 4 です。痙直型四肢麻痺では、ハムストリングスの痙縮で長座位をとると骨盤が後傾し、体幹が丸くなりやすい。
問題
10歳の男児。痙直型四肢麻痺の脳性麻痺。頭部保持は可能で、手で支持すれば座位が可能。わずかな距離は寝返りで移動する。電動車椅子を練習中である。
この児が机上で道具の操作を練習する際に、上肢を効果的に使用するための姿勢として最も難易度が高いのはどれか。
- 1. 座位保持装置使用の座位
- 2. 身体前面を支えた膝立ち位
- 3. 立位台を使用した立位
- 4. 床上での長座位 ✓
- 5. 床上での割り座
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.1%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 床上での長座位
痙直型四肢麻痺では、ハムストリングスの痙縮で長座位をとると骨盤が後傾し、体幹が丸くなりやすい。手で支えないと座れないこの児では、長座位だと両手が体の支えに取られ、机上で道具を操作する余裕がなくなる。
【各選択肢の解説】
1. 座位保持装置使用の座位
❌ 誤り。座位保持装置が骨盤と体幹を支えるので、手を姿勢の保持に使わずに済む。正しくは上肢を操作に使いやすい、難易度の低い姿勢である。
❌ 誤り。座位保持装置が骨盤と体幹を支えるので、手を姿勢の保持に使わずに済む。正しくは上肢を操作に使いやすい、難易度の低い姿勢である。
2. 身体前面を支えた膝立ち位
❌ 誤り。図2では体幹の前面が机に支えられ、骨盤を介助者が支えている。正しくは前面と骨盤の支えがあるため、上肢を机上で使いやすい姿勢である。
❌ 誤り。図2では体幹の前面が机に支えられ、骨盤を介助者が支えている。正しくは前面と骨盤の支えがあるため、上肢を机上で使いやすい姿勢である。
3. 立位台を使用した立位
❌ 誤り。図3では立位台のベルトで骨盤と膝が固定され、胸の前に机がある。正しくは下肢と骨盤が装置で保持されるので、上肢を操作に使いやすい姿勢である。
❌ 誤り。図3では立位台のベルトで骨盤と膝が固定され、胸の前に机がある。正しくは下肢と骨盤が装置で保持されるので、上肢を操作に使いやすい姿勢である。
4. 床上での長座位
✅ 正しい。膝を伸ばしたまま股関節を屈曲する長座位では、ハムストリングスの痙縮で骨盤が後傾し、後ろへ倒れやすい。体幹を保つために手の支持が必要になり、上肢を道具の操作に使いにくい。
✅ 正しい。膝を伸ばしたまま股関節を屈曲する長座位では、ハムストリングスの痙縮で骨盤が後傾し、後ろへ倒れやすい。体幹を保つために手の支持が必要になり、上肢を道具の操作に使いにくい。
5. 床上での割り座
❌ 誤り。割り座は両膝を曲げて下腿を外側に開いて座るため、支持基底面が広く、体幹が安定しやすい。正しくは自力で保持しやすい床上座位で、長座位より上肢を使いやすい(股関節への影響から常用は勧められない)。
❌ 誤り。割り座は両膝を曲げて下腿を外側に開いて座るため、支持基底面が広く、体幹が安定しやすい。正しくは自力で保持しやすい床上座位で、長座位より上肢を使いやすい(股関節への影響から常用は勧められない)。
【試験対策ポイント】
- 外からの支え(装置・机・介助者)がある姿勢ほど上肢を操作に使いやすい
- 長座位はハムストリングスの痙縮で骨盤後傾→円背→手で支える、となりやすい
- 割り座は基底面が広く安定するが、股関節の内旋・内転を強めるため常用は避ける
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