第50回 作業療法士国家試験 午前 第28問
臨床医学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第28問(臨床医学)の正答は 5 です。多発性硬化症は中枢神経の白質に脱髄が時間的・空間的に多発する疾患である。
問題
多発性硬化症で正しいのはどれか。
- 1. 男性に多い。
- 2. 再発は少ない。
- 3. 灰白質が病変となる。
- 4. 60歳前後の発症が多い。
- 5. Uhthoff徴候が認められる。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.1%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — Uhthoff徴候が認められる
多発性硬化症は中枢神経の白質に脱髄が時間的・空間的に多発する疾患である。脱髄した神経線維は体温が上がると伝導が途切れやすく、入浴や運動で症状が一時的に悪化する(Uhthoff徴候)。
【各選択肢の解説】
1. 男性に多い。
❌ 誤り。男性に多い疾患ではない。正しくは、女性に多い。
❌ 誤り。男性に多い疾患ではない。正しくは、女性に多い。
2. 再発は少ない。
❌ 誤り。再発は少なくない。正しくは、再発と寛解を繰り返す再発寛解型が多く、再発を繰り返すのが特徴である。
❌ 誤り。再発は少なくない。正しくは、再発と寛解を繰り返す再発寛解型が多く、再発を繰り返すのが特徴である。
3. 灰白質が病変となる。
❌ 誤り。主な病変は灰白質ではない。正しくは、中枢神経の白質(有髄線維の髄鞘)が脱髄する。脳室周囲・視神経・脊髄・脳幹・小脳に病巣ができやすい。
❌ 誤り。主な病変は灰白質ではない。正しくは、中枢神経の白質(有髄線維の髄鞘)が脱髄する。脳室周囲・視神経・脊髄・脳幹・小脳に病巣ができやすい。
4. 60歳前後の発症が多い。
❌ 誤り。高齢発症の疾患ではない。正しくは、20〜40歳代の若年成人の発症が多い。
❌ 誤り。高齢発症の疾患ではない。正しくは、20〜40歳代の若年成人の発症が多い。
5. Uhthoff徴候が認められる。
✅ 正しい。(=正答)脱髄した線維は伝導の余裕が小さく、体温の上昇で伝導ブロックが起こりやすい。そのため入浴・運動・発熱で症状が一時的に悪化し、体温が下がると戻る。リハビリテーションでは運動による体温上昇に注意する。
✅ 正しい。(=正答)脱髄した線維は伝導の余裕が小さく、体温の上昇で伝導ブロックが起こりやすい。そのため入浴・運動・発熱で症状が一時的に悪化し、体温が下がると戻る。リハビリテーションでは運動による体温上昇に注意する。
【試験対策ポイント】
- 好発:若年成人(20〜40歳代)・女性に多い
- 病変:中枢神経の白質の脱髄(視神経・脊髄・脳幹・小脳・脳室周囲)
- 経過:再発寛解型が多い
- 徴候:Uhthoff徴候(体温上昇で悪化)・Lhermitte徴候(頸部前屈で背部から四肢へ電撃痛)
- 視神経炎で発症することがある
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