第50回 作業療法士国家試験 午前 第28問
臨床医学第50回午前
多発性硬化症で正しいのはどれか。
1. 男性に多い。
2. 再発は少ない。
3. 灰白質が病変となる。
4. 60歳前後の発症が多い。
5. Uhthoff徴候が認められる。
- 1. 男性に多い。
- 2. 再発は少ない。
- 3. 灰白質が病変となる。
- 4. 60歳前後の発症が多い。
- 5. Uhthoff徴候が認められる。 ✓
正答:5番
解説
# 第50回 第A028問 解説
■ 正答:5番 — Uhthoff徴候が認められる
多発性硬化症(MS)の特徴的な症状の一つが**Uhthoff徴候**(体温上昇・運動・入浴等で症状が一時的に悪化する現象)。脱髄した神経線維は体温上昇で伝導障害が増悪するために生じる。
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【各選択肢の解説】
1. 男性に多い。
❌ 誤り。MSは**女性に多く(男女比約1:2〜3)**、若年女性に好発する。
2. 再発は少ない。
❌ 誤り。MSの経過の多くは**再発寛解型(RRMS)**であり、再発を繰り返すことが特徴。「再発が少ない」は誤り。
3. 灰白質が病変となる。
❌ 誤り。MSは**白質の脱髄**が主な病変。灰白質(神経細胞体)ではなく**白質(有髄神経線維)**が侵される。
4. 60歳前後の発症が多い。
❌ 誤り。MSの好発年齢は**20〜40歳**(特に30歳前後)。60歳前後の発症は少ない。
5. Uhthoff徴候が認められる。
✅ 正しい。Uhthoff徴候は体温上昇(運動・入浴・発熱等)で症状が一時的に増悪する現象で、MSに特徴的。脱髄神経の熱感受性が高いために生じる。
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【試験対策ポイント】
MSの特徴まとめ:
- **好発:若年女性(20〜40歳)**
- 病変:**白質脱髄(中枢神経)**
- 経過:**再発寛解型が最多**
- **Uhthoff徴候(体温上昇で症状増悪)**
- 視神経炎・脊髄症状・小脳症状・膀胱障害など多彩な症状
- 時間的・空間的多発性が診断の鍵
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