OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第29問

人間発達学第50回午前
Down症候群について正しいのはどれか。 1. 転座型に次いで21トリソミーが多い。 2. 発症リスクに高齢出産がある。 3. 言語表出に問題はない。 4. 筋緊張は高い。 5. 男子に多い。
  1. 1. 転座型に次いで21トリソミーが多い。
  2. 2. 発症リスクに高齢出産がある。 ✓
  3. 3. 言語表出に問題はない。
  4. 4. 筋緊張は高い。
  5. 5. 男子に多い。

正答:2番

解説
# 第50回 第A029問 解説 ■ 正答:2番 — 発症リスクに高齢出産がある Down症候群(21トリソミー)は母親の**加齢(高齢出産)**に伴い発症リスクが著明に上昇する。35歳以上での出産で特にリスクが高まる。 --- 【各選択肢の解説】 1. 転座型に次いで21トリソミーが多い。 ❌ 誤り。Down症候群の**95%は21トリソミー型**(3本の21番染色体)で最も多く、転座型は約4〜5%。「転座型に次いで」という記述は逆で誤り。 2. 発症リスクに高齢出産がある。 ✅ 正しい。21番染色体の不分離(主に第1減数分裂での卵母細胞の不分離)が主因であり、母親の年齢とともにリスクが上昇する(35歳で約1/300、40歳で約1/100)。 3. 言語表出に問題はない。 ❌ 誤り。Down症候群では知的障害・**言語発達遅延(特に表出言語の遅れ)**が特徴。言語表出に問題がないとするのは誤り。 4. 筋緊張は高い。 ❌ 誤り。Down症候群では**筋緊張低下(hypotonia)**が特徴的所見。高緊張(痙性)は見られない。 5. 男子に多い。 ❌ 誤り。Down症候群の発症に**性差はない**。男女ほぼ同様の頻度で生じる。 --- 【試験対策ポイント】 Down症候群の特徴:**21トリソミー(95%)・高齢出産リスク・筋緊張低下・特徴的顔貌・先天性心疾患(40〜50%)・知的障害・言語発達遅延・早期Alzheimer型認知症リスク**。「筋緊張は低い(弛緩性)」「言語は遅れる(特に表出)」は頻出のひっかけ。 ---
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