第50回 作業療法士国家試験 午前 第33問
作業療法治療学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第33問(作業療法治療学)の正答は 5 です。肩手症候群(複合性局所疼痛症候群Ⅰ型)では、動かさないことが浮腫・疼痛・拘縮を悪化させる。
問題
肩手症候群に対する治療介入で誤っているのはどれか。
- 1. 温熱療法を併用する。
- 2. 肩関節の可動域訓練を行う。
- 3. 手指と手関節との可動域訓練を行う。
- 4. 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。
- 5. 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.3%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である
肩手症候群(複合性局所疼痛症候群Ⅰ型)では、動かさないことが浮腫・疼痛・拘縮を悪化させる。発赤・腫脹があっても、痛みを起こさない範囲の愛護的な可動域訓練は続けるのが原則である。
【各選択肢の解説】
1. 温熱療法を併用する。
✅ 正しい。温熱は疼痛を和らげ循環を改善するので、可動域訓練の前などに併用する。温浴と冷浴を交互に行う交代浴も用いられる。
✅ 正しい。温熱は疼痛を和らげ循環を改善するので、可動域訓練の前などに併用する。温浴と冷浴を交互に行う交代浴も用いられる。
2. 肩関節の可動域訓練を行う。
✅ 正しい。肩の痛みと拘縮が進むのを防ぐため、痛みを起こさない範囲で肩関節の可動域訓練を行う。
✅ 正しい。肩の痛みと拘縮が進むのを防ぐため、痛みを起こさない範囲で肩関節の可動域訓練を行う。
3. 手指と手関節との可動域訓練を行う。
✅ 正しい。手指・手関節を動かすことは筋のポンプ作用で浮腫を減らし、拘縮を防ぐ。自動運動を中心に行う。
✅ 正しい。手指・手関節を動かすことは筋のポンプ作用で浮腫を減らし、拘縮を防ぐ。自動運動を中心に行う。
4. 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。
✅ 正しい。片麻痺の肩関節亜脱臼は肩の痛みや肩手症候群の誘因になるため、アームスリングで腕の重さを支えて肩を保護する。
✅ 正しい。片麻痺の肩関節亜脱臼は肩の痛みや肩手症候群の誘因になるため、アームスリングで腕の重さを支えて肩を保護する。
5. 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。
❌ 誤り。(=正答)発赤は肩手症候群の急性期によくみられる所見で、可動域訓練を止める理由にはならない。正しくは、痛みを起こさない範囲で愛護的に可動域訓練を続ける。強い他動伸張は痛みを強めるので避ける。
❌ 誤り。(=正答)発赤は肩手症候群の急性期によくみられる所見で、可動域訓練を止める理由にはならない。正しくは、痛みを起こさない範囲で愛護的に可動域訓練を続ける。強い他動伸張は痛みを強めるので避ける。
【試験対策ポイント】
肩手症候群への対応:
- 痛みを起こさない範囲の可動域訓練を続ける(強い他動伸張は避ける)
- 浮腫の管理:挙上・手指の自動運動
- 温熱療法・交代浴
- 肩関節亜脱臼の保護:アームスリング・ポジショニング
- 発赤・腫脹・熱感があっても「禁忌」ではない
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