第50回 作業療法士国家試験 午前 第33問
作業療法治療学第50回午前
肩手症候群に対する治療介入で誤っているのはどれか。
1. 温熱療法を併用する。
2. 肩関節の可動域訓練を行う。
3. 手指と手関節との可動域訓練を行う。
4. 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。
5. 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。
- 1. 温熱療法を併用する。
- 2. 肩関節の可動域訓練を行う。
- 3. 手指と手関節との可動域訓練を行う。
- 4. 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。
- 5. 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。 ✓
正答:5番
解説
# 第50回 第A033問 解説
■ 正答:5番 — 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である
肩手症候群(反射性交感神経性ジストロフィー、CRPS I型)では急性期(発赤・熱感・浮腫・疼痛)においても、**適切な可動域訓練(ROM訓練)は継続する**ことが重要。発赤があっても禁忌ではなく、むしろ適切な強度での可動域訓練が拘縮予防と症状改善に有効。
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【各選択肢の解説】
1. 温熱療法を併用する。
❌ 誤りではない。肩手症候群の治療として温熱療法(温浴・ホットパック等)は疼痛緩和・可動域改善に有用であり、正しい介入。
2. 肩関節の可動域訓練を行う。
❌ 誤りではない。肩関節の拘縮予防のための可動域訓練は肩手症候群の標準的治療。
3. 手指と手関節との可動域訓練を行う。
❌ 誤りではない。手指・手関節の可動域訓練も拘縮予防・浮腫軽減に有効。
4. 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。
❌ 誤りではない。肩手症候群に合併しやすい肩関節亜脱臼への対応としてアームスリング使用は適切。
5. 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。
✅ (「誤っているのはどれか」の正答)発赤は急性炎症の徴候だが、肩手症候群では発赤があっても適切な強度での可動域訓練は継続する。「発赤→ROM訓練禁忌」は誤りであり、拘縮進行を防ぐために訓練継続が原則。
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【試験対策ポイント】
肩手症候群(CRPS I型)の治療原則:
- **早期からの適切な可動域訓練(発赤があっても継続)**
- 温熱療法・星状神経節ブロック
- 浮腫管理(挙上・圧迫)
- 疼痛管理
- アームスリング(亜脱臼合併時)
「発赤=ROM訓練禁忌」という誤った認識は頻出の引っかけ。
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