第50回 作業療法士国家試験 午前 第34問
作業療法治療学第50回午前
記憶障害と治療介入の組合せで適切でないのはどれか。
1. 逆向性健忘 ——— アルバム療法
2. 逆向性健忘 ——— 展望記憶訓練
3. 前向性健忘 ——— メモリーノート
4. 前向性健忘 ——— アラーム付き時計
5. 前向性健忘 ——— リアリティオリエンテーション
- 1. 逆向性健忘 ——— アルバム療法
- 2. 逆向性健忘 ——— 展望記憶訓練 ✓
- 3. 前向性健忘 ——— メモリーノート
- 4. 前向性健忘 ——— アラーム付き時計
- 5. 前向性健忘 ——— リアリティオリエンテーション
正答:2番
解説
# 第50回 第A034問 解説
■ 正答:2番 — 逆向性健忘 ── 展望記憶訓練
逆向性健忘(受傷・発症前の記憶の障害)に対して「展望記憶訓練(未来の予定・計画を記憶する訓練)」は適切でない。展望記憶訓練は**前向性健忘(新しい記憶の形成障害)**への対応として用いられる。
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【各選択肢の解説】
1. 逆向性健忘 ── アルバム療法
❌ 誤りではない。アルバム療法は患者の過去の写真・記録を用いて**過去の記憶を再活性化**させる手法。逆向性健忘(過去の記憶の障害)への適切なアプローチ。
2. 逆向性健忘 ── 展望記憶訓練
✅ (「適切でないのはどれか」の正答)展望記憶(「明日の午後3時に薬を飲む」など未来の計画を記憶すること)の訓練は**前向性健忘**への対応。逆向性健忘(過去の記憶喪失)には対応しない。不適切な組み合わせ。
3. 前向性健忘 ── メモリーノート
❌ 誤りではない。メモリーノートは**前向性健忘への代表的な補償的アプローチ**。新しい情報の保持困難に対し外部記憶補助として有効。
4. 前向性健忘 ── アラーム付き時計
❌ 誤りではない。アラームによる時間・予定のリマインドは展望記憶を補助する外部補助具として前向性健忘に有効。
5. 前向性健忘 ── リアリティオリエンテーション
❌ 誤りではない。リアリティオリエンテーション(RO)は現実見当識(日時・場所・人物)の繰り返し提示で前向性の見当識記憶を補助する。前向性健忘への対応として適切。
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【試験対策ポイント】
記憶障害の種類と対応:
| 記憶障害の種類 | 説明 | 対応 |
|------------|------|------|
| **逆向性健忘** | **過去の記憶喪失** | アルバム療法・回想法 |
| **前向性健忘** | **新しい記憶が形成できない** | メモリーノート・アラーム・RO・展望記憶訓練 |
「展望記憶訓練→前向性健忘」「アルバム療法→逆向性健忘」の対応を正確に覚える。
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