OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第39問

リハビリテーション医学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第39問(リハビリテーション医学)の正答は 2 です。ICFは、障害を個人の問題とみる医学モデルと、社会がつくる問題とみる社会モデルを統合した考え方(生物・心理・社会モデル)に基づく。

問題
国際生活機能分類(ICF)の特徴で適切でないのはどれか。
  1. 1. 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。
  2. 2. 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。 ✓
  3. 3. 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。
  4. 4. 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。
  5. 5. すべての人が対象になる。

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 21.4%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている

ICFは、障害を個人の問題とみる医学モデルと、社会がつくる問題とみる社会モデルを統合した考え方(生物・心理・社会モデル)に基づく。「統計モデル」との統合ではない。


【各選択肢の解説】

1. 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。
✅ 正しい。ICFでは心身機能・構造、活動、参加からなる生活機能と障害を、健康状態と背景因子(環境因子・個人因子)との相互作用の結果としてとらえる。
2. 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。
❌ 誤り。(=正答)統合されているのは統計モデルではない。正しくは、「医学モデル」と「社会モデル」の統合に基づいている。
3. 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。
✅ 正しい。肯定的な側面は心身機能・身体構造、活動、参加、否定的な側面は機能障害、活動制限、参加制約として表せる。障害だけでなく、できていることも記述できる。
4. 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。
✅ 正しい。ICFはWHOが中心となって国際的に改訂作業を進め、専門家に加えて障害のある当事者の団体も参加してつくられた(2001年採択)。
5. すべての人が対象になる。
✅ 正しい。ICFは障害のある人だけの分類ではなく、すべての人の健康状態に関連する生活機能を記述できる。

【試験対策ポイント】

見分ける軸ICIDH(1980年)ICF(2001年)
基づくモデル医学モデル中心医学モデルと社会モデルの統合
用語否定的(機能障害・能力障害・社会的不利)肯定的・否定的の両方
関係一方向双方向の相互作用
背景因子なし環境因子・個人因子
対象障害のある人すべての人
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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