OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第39問

リハビリテーション医学第50回午前
国際生活機能分類(ICF)の特徴で適切でないのはどれか。 1. 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。 2. 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。 3. 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。 4. 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。 5. すべての人が対象になる。
  1. 1. 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。
  2. 2. 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。 ✓
  3. 3. 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。
  4. 4. 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。
  5. 5. すべての人が対象になる。

正答:2番

解説
# 第50回 第A039問 解説 ■ 正答:2番 — 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている ICF(国際生活機能分類)は**「医学モデル」と「社会モデル」を統合した統合モデル**に基づいている。「統計モデル」との統合という記述は誤り。 --- 【各選択肢の解説】 1. 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。 ❌ 誤りではない。ICFでは生活機能と障害を、健康状態(疾病・外傷等)と背景因子(環境因子・個人因子)との**双方向の相互作用**として捉える。正しい特徴。 2. 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。 ✅ (「適切でないのはどれか」の正答)ICFは「**医学モデル**(障害を個人の健康上の問題として捉える)」と「**社会モデル**(障害を社会・環境との相互作用の問題として捉える)」の統合(biopsychosocial model)に基づいている。**「統計モデル」は誤り**。 3. 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。 ❌ 誤りではない。ICFでは機能・活動・参加の肯定的側面と、機能障害・活動制限・参加制約という否定的側面の両方で表現できる。正しい特徴。 4. 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。 ❌ 誤りではない。ICFはWHOが主導し、専門家・障害者団体が参加して作成された。正しい記述。 5. すべての人が対象になる。 ❌ 誤りではない。ICFは障害のある人だけでなく、すべての人の生活機能と健康を記述・分類するための枠組み。正しい特徴。 --- 【試験対策ポイント】 ICFの基盤:**医学モデル+社会モデルの統合(biopsychosocial model)**。「統計モデル」という概念はICFには存在しない。ICFの3要素:身体機能・身体構造(機能・構造)→活動→参加、に環境因子・個人因子が相互作用。 ---
関連

▶ 第50回 全問一覧

▶ リハビリテーション医学 の過去問一覧