OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第43問

作業療法治療学第50回午前
前頭側頭型認知症患者の作業療法でみられる特徴はどれか。 1. 同内容の言葉を繰り返す。 2. 横道にそれない。 3. 約束が守れる。 4. 我慢が出来る。 5. 品格がある。
  1. 1. 同内容の言葉を繰り返す。 ✓
  2. 2. 横道にそれない。
  3. 3. 約束が守れる。
  4. 4. 我慢が出来る。
  5. 5. 品格がある。

正答:1番

解説
# 第50回 第A043問 解説 ■ 正答:1番 — 同内容の言葉を繰り返す 前頭側頭型認知症(FTD)の代表的な症状の一つが**常同言語(同じ言葉・フレーズを繰り返す)**であり、このような行動はOT場面でも観察される。 --- 【各選択肢の解説】 1. 同内容の言葉を繰り返す。 ✅ 正しい。FTDでは常同性(同じ行動・言語の反復)が特徴的症状。同じ言葉・文句を繰り返す(常同言語)はOT場面での典型的な観察所見。 2. 横道にそれない。 ❌ 誤り。FTDでは**脱抑制・衝動性・注意散漫**が特徴的であり、横道にそれること(課題から逸脱する)がしばしば見られる。 3. 約束が守れる。 ❌ 誤り。FTDでは前頭葉機能障害による**衝動性・脱抑制**のため、約束を守ること(行動の抑制)が困難になりやすい。 4. 我慢が出来る。 ❌ 誤り。FTDの脱抑制により我慢・抑制が困難になる。食べ物への過食・性的脱抑制・社会規範無視などが典型的。 5. 品格がある。 ❌ 誤り。FTDでは社会的規範に対する無関心・粗暴な言動・脱抑制が特徴的。品格のある言動は維持されにくい。 --- 【試験対策ポイント】 前頭側頭型認知症(FTD)の主な症状: 1. **人格変化・脱抑制**(社会規範無視・礼節の喪失) 2. **常同行動・常同言語**(同じ行動・言葉の繰り返し) 3. 食行動異常(過食・偏食・口唇傾向) 4. 感情の平板化・共感の欠如 5. 比較的早期まで記憶・空間認識は保たれる 「**同じ言葉を繰り返す→FTDの常同言語**」はOT場面での特徴として国試頻出。 ---
関連

▶ 第50回 全問一覧

▶ 作業療法治療学 の過去問一覧