OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第44問

作業療法治療学第50回午前
統合失調症の回復期前期での目標について適切なのはどれか。 1. 現実生活への移行 2. 施設内生活の自立 3. 生活の質の向上 4. 生活技能の改善 5. 社会への参加
  1. 1. 現実生活への移行 ✓
  2. 2. 施設内生活の自立
  3. 3. 生活の質の向上
  4. 4. 生活技能の改善
  5. 5. 社会への参加

正答:1番

解説
# 第50回 第A044問 解説 ■ 正答:1番 — 現実生活への移行 統合失調症の回復期前期の目標は、保護的・構造化された入院環境から**現実の社会生活への橋渡し(移行)**を準備することにある。急性期の保護から段階的に現実場面へ移行していく時期。 --- 【各選択肢の解説】 1. 現実生活への移行 ✅ 正しい。回復期前期は急性期治療が安定し、退院・社会復帰に向けた準備を始める段階。「現実生活への移行」を目標とすることは、この時期のOT目標として適切。 2. 施設内生活の自立 ❌ 誤り。施設内生活の自立は急性期〜回復期初期(入院環境での安定)の目標に近い。回復期前期はすでに施設内安定から次のステップ(現実社会への移行)を見据える段階。 3. 生活の質の向上 ❌ 誤り。QOLの向上は回復期後期〜維持期・地域生活段階での目標。回復期前期には早い。 4. 生活技能の改善 ❌ 誤り。生活技能(SST等)の改善は回復期後期の目標。回復期前期では基盤となる生活リズム・活動参加の安定が優先。 5. 社会への参加 ❌ 誤り。社会参加(就労・地域活動)は回復期後期〜維持期の目標。回復期前期には早すぎる。 --- 【試験対策ポイント】 統合失調症の回復段階別OT目標: | 段階 | 主な目標 | |------|---------| | 急性期 | 症状の安定・休養 | | **回復期前期** | **現実生活への移行準備・生活リズムの安定** | | 回復期後期 | 生活技能の改善・SST・就労準備 | | 維持期・地域 | 社会参加・QOL・就労継続 | ---
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