第50回 作業療法士国家試験 午前 第45問
作業療法治療学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第45問(作業療法治療学)の正答は 3 です。うつ病患者の作業療法では、認知機能・意思決定能力の低下に配慮し、自己決定の場面を減らして課題・活動の選択をOT側が適切に提供することで、患者の負担・疲弊を防ぐことが重要。
問題
うつ病患者の作業療法での留意点で適切なのはどれか。
- 1. 経験のある課題を選ぶ。
- 2. 選択する課題を増やす。
- 3. 自己決定場面を減らす。 ✓
- 4. 規則的な参加を促す。
- 5. 意欲を引き出す。
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 自己決定場面を減らす
うつ病患者の作業療法では、認知機能・意思決定能力の低下に配慮し、自己決定の場面を減らして課題・活動の選択をOT側が適切に提供することで、患者の負担・疲弊を防ぐことが重要。
【各選択肢の解説】
1. 経験のある課題を選ぶ。
❌ 誤りではない。うつ病患者は新しいことへの取り組みが困難なため、以前経験があり手順を知っている課題から始めることは適切。
❌ 誤りではない。うつ病患者は新しいことへの取り組みが困難なため、以前経験があり手順を知っている課題から始めることは適切。
2. 選択する課題を増やす。
❌ 誤り(やや紛らわしいが本問の正答は3)。選択肢を増やすことは意思決定の負担を増やし、うつ病患者に不適切。
❌ 誤り(やや紛らわしいが本問の正答は3)。選択肢を増やすことは意思決定の負担を増やし、うつ病患者に不適切。
3. 自己決定場面を減らす。
✅ 正しい。うつ病では決断力・集中力・認知機能が低下しており、多くの選択・決定を求めることは精神的疲弊を招く。OTがある程度活動を提案・設定し、患者の自己決定場面を適切に減らすことが回復を助ける。
✅ 正しい。うつ病では決断力・集中力・認知機能が低下しており、多くの選択・決定を求めることは精神的疲弊を招く。OTがある程度活動を提案・設定し、患者の自己決定場面を適切に減らすことが回復を助ける。
4. 規則的な参加を促す。
❌ 誤りではない。規則正しい生活リズム・定期的な作業療法参加はうつ病患者の回復に有効。
❌ 誤りではない。規則正しい生活リズム・定期的な作業療法参加はうつ病患者の回復に有効。
5. 意欲を引き出す。
❌ 誤りではない(ただしアプローチに注意が必要)。段階的に意欲を引き出すことは適切だが、強制・無理な励ましは禁忌。
❌ 誤りではない(ただしアプローチに注意が必要)。段階的に意欲を引き出すことは適切だが、強制・無理な励ましは禁忌。
【試験対策ポイント】
うつ病患者のOT留意点:
- 自己決定場面を減らす(決断の負担軽減)
- 経験のある・慣れた課題から導入
- 短時間・低難度から段階的に
- 「頑張れ」「元気を出して」は禁忌
- 規則的な参加リズムを維持
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