OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第49問

臨床医学第50回午前
作業療法中にみられるてんかん患者の発作症状でないのはどれか。 1. 虚空を注視する。 2. 強い執着性を示す。 3. 眼球が共同偏向する。 4. 突然に会話を停止する。 5. 急に立ち上がって歩きまわる。
  1. 1. 虚空を注視する。
  2. 2. 強い執着性を示す。 ✓
  3. 3. 眼球が共同偏向する。
  4. 4. 突然に会話を停止する。
  5. 5. 急に立ち上がって歩きまわる。

正答:2番

解説
# 第50回 第A049問 解説 ■ 正答:2番 — 強い執着性を示す てんかん発作の症状としては、意識消失・虚空凝視・自動症(目的のない行動の繰り返し)・眼球運動異常・急な会話停止などがある。「強い執着性」はてんかんの発作症状ではなく、**てんかん性格**(発作間欠期の慢性的な性格変化)の特徴であり、発作中の症状ではない。 --- 【各選択肢の解説】 1. 虚空を注視する。 ❌ 含まれる症状。欠神発作や部分発作で虚空を注視する(空を見つめる)行動が見られる。 2. 強い執着性を示す。 ✅ (「でないのはどれか」の正答)強い執着性(粘着性・細部へのこだわり)はてんかん性格(発作間欠期の性格変化)の特徴であり、発作の症状ではない。作業療法中の**発作症状**としては生じない。 3. 眼球が共同偏向する。 ❌ 含まれる症状。焦点性(部分)発作で病巣対側への眼球偏向が生じることがある。 4. 突然に会話を停止する。 ❌ 含まれる症状。欠神発作・複雑部分発作での発作中の突然の動作・会話停止が典型的。 5. 急に立ち上がって歩きまわる。 ❌ 含まれる症状。複雑部分発作の自動症として目的のない歩き回り・動作の繰り返しが見られる。 --- 【試験対策ポイント】 てんかん発作の症状(OT場面で観察されうるもの): - **欠神発作**:突然の意識消失・虚空凝視・会話停止(数秒〜30秒) - **複雑部分発作**:意識障害+自動症(歩き回り・手をもむ・口をくちゃくちゃ) - **眼球偏向**:焦点性発作の初期症状 「**執着性=発作間欠期の性格変化(てんかん性格)≠発作症状**」は頻出の区別。 ---
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