OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第62問

生理学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 2 です。折りたたみナイフ現象は、痙縮のある筋をゆっくりでなく強く伸ばし続けると、抵抗が途中で急に抜ける現象である。

問題
折りたたみナイフ現象に関与する感覚神経線維はどれか。
  1. 1. Ia
  2. 2. Ib ✓
  3. 3. Ⅱ
  4. 4. Ⅲ
  5. 5. Ⅳ

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 54.8%標準

31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — Ⅰb

折りたたみナイフ現象は、痙縮のある筋をゆっくりでなく強く伸ばし続けると、抵抗が途中で急に抜ける現象である。古典的には腱の張力を感じるGolgi腱器官からのⅠb線維が主動作筋を抑制する(Ⅰb抑制・自原抑制)ことで説明される。


【各選択肢の解説】

1. Ia
❌ Ⅰa線維は筋紡錘の一次終末から出て、伸張反射(腱反射)を起こす。正しくは、Ⅰaは伸ばされた筋を収縮させる側で、抵抗が抜ける折りたたみナイフ現象を起こす線維ではない。
2. Ib
✅ 正しい。Golgi腱器官は腱にかかる張力を検出し、Ⅰb線維が脊髄の抑制性介在ニューロンを介して同じ筋の運動ニューロンを抑制する。張力が一定以上になると抵抗が急に消えるのはこのためである。
3. Ⅱ
❌ Ⅱ線維(感覚神経)は筋紡錘の二次終末からの線維で、筋の長さ(静的な伸張)を伝える。正しくは、折りたたみナイフ現象の説明に用いられるのはⅠb線維。
4. Ⅲ
❌ Ⅲ線維は細い有髄線維(Aδ相当)で、主に痛み・温度・圧などを伝える。正しくは、張力の検出と自原抑制を担うのはⅠb線維。
5. Ⅳ
❌ Ⅳ線維は無髄線維(C相当)で、鈍い痛みなどを伝える。正しくは、折りたたみナイフ現象に関与するのはⅠb線維。

【試験対策ポイント】

線維受容器主な働き
Ⅰa筋紡錘一次終末伸張反射(筋を収縮させる)
ⅠbGolgi腱器官自原抑制=折りたたみナイフ現象
Ⅱ筋紡錘二次終末筋の長さ(静的伸張)
Ⅲ・Ⅳ自由神経終末など痛み・温度など

Ⅰa(筋紡錘=長さ・促通)とⅠb(腱器官=張力・抑制)の入れ替えが定番のひっかけ。

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