OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第89問

臨床医学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第89問(臨床医学)の正答は 3 です。日本の変形性股関節症は、寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)など先天的・発育期の形の異常を基盤にした二次性が大半を占める。

問題
変形性関節症について正しいのはどれか。
  1. 1. 若年者に好発する。
  2. 2. 滑膜炎から軟骨の変性に至る。
  3. 3. 股関節では二次性股関節症が多い。 ✓
  4. 4. 膝関節では女性に比べ男性の有病率が高い。
  5. 5. 発症要因として遺伝的素因は認められない。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.9%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 股関節では二次性股関節症が多い。

日本の変形性股関節症は、寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)など先天的・発育期の形の異常を基盤にした二次性が大半を占める。原因のない一次性が多い欧米との違いとして問われる。


【各選択肢の解説】

1. 若年者に好発する。
❌ 誤り。関節軟骨の加齢変化と力学的負荷が積み重なって起こる。正しくは中高年に好発する(二次性では原因疾患によってより若く発症することもある)。
2. 滑膜炎から軟骨の変性に至る。
❌ 誤り。滑膜炎から軟骨・骨が破壊されていくのは関節リウマチの経過である。正しくは、変形性関節症は関節軟骨の変性・摩耗から始まり、骨棘形成や軟骨下骨の硬化が続き、滑膜炎は二次的に加わる。
3. 股関節では二次性股関節症が多い。
✅ 正しい(=正答)。寛骨臼の被覆が浅いと大腿骨頭を受ける面積が小さく、関節面にかかる圧が集中して軟骨が早く傷む。日本ではこの寛骨臼形成不全が多いため二次性が多い。
4. 膝関節では女性に比べ男性の有病率が高い。
❌ 誤り。性別が逆である。正しくは、変形性膝関節症は女性の有病率が高い。
5. 発症要因として遺伝的素因は認められない。
❌ 誤り。家族内で多く発症することが知られ、関連する遺伝子も報告されている。正しくは、加齢・肥満・力学的負荷などとともに遺伝的素因も発症にかかわる。

【試験対策ポイント】

項目変形性関節症関節リウマチ
病変の始まり関節軟骨の変性滑膜炎
好発中高年、膝は女性に多い女性に多い
日本の股関節二次性(寛骨臼形成不全)が大半—
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