第50回 作業療法士国家試験 午前 第90問
臨床医学第50回午前
骨折後に偽関節を生じやすいのはどれか。
1. 手の舟状骨
2. 鎖骨遠位部
3. 橈骨遠位部
4. 中手骨骨幹部
5. 上腕骨近位部
- 1. 手の舟状骨 ✓
- 2. 鎖骨遠位部
- 3. 橈骨遠位部
- 4. 中手骨骨幹部
- 5. 上腕骨近位部
正答:1番
解説
# 第50回 第A090問 解説
■ 正答:1番 — 手の舟状骨
手の舟状骨は解剖学的に血流が乏しく(腰部・近位への逆行性血流のみ)、骨折(特に腰部骨折)後に**偽関節(骨折治癒不全)を生じやすい**代表的な骨。
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【各選択肢の解説】
1. 手の舟状骨
✅ 正しい。舟状骨の腰部骨折は遠位側から近位側への血流が乏しく(逆行性血流のみ)、**偽関節・無血管性壊死のリスクが高い**。診断が遅れると特にリスクが高まる。
2. 鎖骨遠位部
❌ 誤り。鎖骨骨折は血流が比較的良好で、通常は偽関節になりにくい。
3. 橈骨遠位部
❌ 誤り。橈骨遠位端(Colles骨折等)は骨癒合が良好な部位。
4. 中手骨骨幹部
❌ 誤り。中手骨骨幹部は血流が豊富で偽関節のリスクは低い。
5. 上腕骨近位部
❌ 誤り。上腕骨近位部骨折(外科頸骨折)は血流障害により骨頭の無血管性壊死が生じることはあるが、偽関節の代表的部位としては舟状骨の方が頻出。
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【試験対策ポイント】
偽関節を生じやすい骨折の代表:
- **手の舟状骨(最頻出)**
- 大腿骨頸部(高齢者・無血管性壊死)
- 距骨
- 脛骨骨幹部(血流不良)
「舟状骨折→腰部→血流不良→偽関節・無血管性壊死」という流れを覚える。解剖学的嗅ぎタバコ窩(anatomical snuffbox)の圧痛が診断の鍵。
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