第50回 作業療法士国家試験 午前 第92問
臨床医学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第92問(臨床医学)の正答は 2・3 です。筋強直性ジストロフィー(1型)は、DMPK遺伝子のCTG反復配列の伸長による常染色体優性遺伝の筋疾患である。
問題
筋強直性ジストロフィーにみられるのはどれか。2つ選べ。
- 1. 痙縮
- 2. 下垂足 ✓
- 3. 斧状顔貌 ✓
- 4. ジストニア
- 5. 有痛性けいれん
正答:2・3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 20%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — 下垂足・斧状顔貌
筋強直性ジストロフィー(1型)は、DMPK遺伝子のCTG反復配列の伸長による常染色体優性遺伝の筋疾患である。筋強直(ミオトニア)に加え、顔面・側頭部・頸部と四肢遠位の筋萎縮が目立つのが、近位筋優位の他の筋ジストロフィーとの違いである。
【各選択肢の解説】
1. 痙縮
❌ 誤り。痙縮は脳・脊髄の錐体路(上位運動ニューロン)の障害で起こる筋緊張の亢進である。正しくは、筋強直性ジストロフィーは筋そのものの疾患で、痙縮ではなく、握った手をすぐ開けないなどの筋強直(ミオトニア)がみられる。
❌ 誤り。痙縮は脳・脊髄の錐体路(上位運動ニューロン)の障害で起こる筋緊張の亢進である。正しくは、筋強直性ジストロフィーは筋そのものの疾患で、痙縮ではなく、握った手をすぐ開けないなどの筋強直(ミオトニア)がみられる。
2. 下垂足
✅ 正しい(=正答)。四肢遠位の筋が早くから侵されるため、前脛骨筋の筋力低下で足関節を背屈できず、下垂足となる。上肢でも手指・手関節の筋力低下が目立つ。
✅ 正しい(=正答)。四肢遠位の筋が早くから侵されるため、前脛骨筋の筋力低下で足関節を背屈できず、下垂足となる。上肢でも手指・手関節の筋力低下が目立つ。
3. 斧状顔貌
✅ 正しい(=正答)。側頭筋・咬筋の萎縮でこめかみと頬がこけ、顔が細長く見える特徴的な顔つきである。眼瞼下垂や前頭部の脱毛を伴うこともある。
✅ 正しい(=正答)。側頭筋・咬筋の萎縮でこめかみと頬がこけ、顔が細長く見える特徴的な顔つきである。眼瞼下垂や前頭部の脱毛を伴うこともある。
4. ジストニア
❌ 誤り。ジストニアは持続的な筋収縮で体がねじれたり異常な姿勢になったりする不随意運動で、大脳基底核の機能異常による。正しくは、本症でみられるのは不随意運動ではなく筋強直である。
❌ 誤り。ジストニアは持続的な筋収縮で体がねじれたり異常な姿勢になったりする不随意運動で、大脳基底核の機能異常による。正しくは、本症でみられるのは不随意運動ではなく筋強直である。
5. 有痛性けいれん
❌ 誤り。有痛性の筋けいれん(こむら返り)は筋萎縮性側索硬化症などの神経原性疾患や電解質異常でみられやすい。正しくは、本症の筋強直は痛みを伴わない、収縮後の弛緩の遅れである。
❌ 誤り。有痛性の筋けいれん(こむら返り)は筋萎縮性側索硬化症などの神経原性疾患や電解質異常でみられやすい。正しくは、本症の筋強直は痛みを伴わない、収縮後の弛緩の遅れである。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 筋強直性ジストロフィー(1型) |
|---|---|
| 遺伝 | 常染色体優性(CTG反復配列の伸長) |
| 筋の症状 | 筋強直、顔面・側頭部・頸部・四肢遠位の筋萎縮 |
| 顔貌 | 斧状顔貌・眼瞼下垂・前頭部脱毛 |
| 筋以外 | 白内障・心伝導障害・耐糖能異常など |
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