第50回 作業療法士国家試験 午後 第4問
臨床医学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第4問(臨床医学)の正答は 4 です。頭部CTでは左大脳半球(画像上は右側に白く高吸収域)に出血巣が確認される。
問題
70歳の女性。右利き。高血圧性脳出血。急性期の頭部CT(別冊No.1)を別に示す。この患者で最も出現しにくいのはどれか。
- 1. 片麻痺
- 2. 失語症
- 3. 感覚障害
- 4. 運動維持困難 ✓
- 5. 中枢性顔面神経麻痺
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — 運動維持困難
頭部CTでは左大脳半球(画像上は右側に白く高吸収域)に出血巣が確認される。出血部位は左被殻〜内包付近と考えられる。運動維持困難(motor impersistence)は主に右大脳半球損傷で出現しやすい症状であり、左半球出血である本症例では出現しにくい。
【各選択肢の解説】
1. 片麻痺
❌(出現しにくいとはいえない)。左内包後脚を通る皮質脊髄路の障害により、右片麻痺が出現する。
❌(出現しにくいとはいえない)。左内包後脚を通る皮質脊髄路の障害により、右片麻痺が出現する。
2. 失語症
❌(出現しにくいとはいえない)。患者は右利きであり、左半球に言語優位半球があるため、左半球出血により失語症が出現しうる。
❌(出現しにくいとはいえない)。患者は右利きであり、左半球に言語優位半球があるため、左半球出血により失語症が出現しうる。
3. 感覚障害
❌(出現しにくいとはいえない)。視床〜内包を経路とする感覚路が障害されれば感覚障害が出現する。
❌(出現しにくいとはいえない)。視床〜内包を経路とする感覚路が障害されれば感覚障害が出現する。
4. 運動維持困難
✅ 正しい(最も出現しにくい)。運動維持困難は右半球損傷に特徴的な症状であり、左半球出血では出現しにくい。
✅ 正しい(最も出現しにくい)。運動維持困難は右半球損傷に特徴的な症状であり、左半球出血では出現しにくい。
5. 中枢性顔面神経麻痺
❌(出現しにくいとはいえない)。内包を含む左半球病変では対側(右側)の中枢性顔面神経麻痺(下顔面)が出現しうる。
❌(出現しにくいとはいえない)。内包を含む左半球病変では対側(右側)の中枢性顔面神経麻痺(下顔面)が出現しうる。
【試験対策ポイント】
運動維持困難(motor impersistence)は非優位半球(多くは右半球)損傷に伴う症状で、開眼や舌突出などの動作を維持できないもの。左半球損傷では失語・右片麻痺・失行が主症状。「左半球出血=失語が出やすい、運動維持困難は出にくい」と整理する。CT画像で出血部位(左右)の確認が問題を解く鍵。
スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚12年分・約2,400問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク