OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第29問

作業療法評価学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第29問(作業療法評価学)の正答は 5 です。PEDI(pediatric evaluation of disability inventory)は名前のとおり小児の能力低下(disability)を測る評価で、日常生活での機能的スキルと介助の量をみる。

問題
小児における能力低下の評価はどれか。
  1. 1. CARS(childhood autism rating scale)
  2. 2. DAM
  3. 3. GMFM
  4. 4. MMPI
  5. 5. PEDI ✓

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — PEDI

PEDI(pediatric evaluation of disability inventory)は名前のとおり小児の能力低下(disability)を測る評価で、日常生活での機能的スキルと介助の量をみる。他は自閉症の重症度・知能・粗大運動・成人の人格を測る。


【各選択肢の解説】

1. CARS(childhood autism rating scale)
❌ 誤り。能力低下の評価ではない。正しくは、行動観察から自閉症(自閉スペクトラム症)の有無と重症度を判定する評定尺度である。
2. DAM
❌ 誤り。能力低下の評価ではない。正しくは、子どもに人物を描かせ、描かれた部位や細部の数から知能(精神年齢)を推定するGoodenough人物画知能検査である。
3. GMFM
❌ 誤り。日常生活の能力低下全体ではなく、粗大運動に限った評価である。正しくは、脳性麻痺児の粗大運動能力(臥位・座位・立位・歩行など)とその変化を測る。
4. MMPI
❌ 誤り。小児の能力低下の評価ではない。正しくは、ミネソタ多面人格目録で、多数の質問に「はい・いいえ」で答える質問紙法の人格検査である。
5. PEDI
✅ 正しい(=正答)。セルフケア・移動・社会的機能の3領域について、子どもができる機能的スキルと、介助者による援助の量を評価する。日常生活で何がどの程度できないか(能力低下)を直接とらえる。

【試験対策ポイント】

評価測るもの
PEDI小児の能力低下(セルフケア・移動・社会的機能)
GMFM脳性麻痺児の粗大運動能力
CARS自閉症の重症度
DAM人物画による知能
MMPI人格(質問紙法)

「disability(能力低下)」が名前に入っているのがPEDI。

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