OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第34問

作業療法治療学第50回午後
合併症のない急性心筋梗塞の患者において、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究班(平成8年度)」のリハビリテーションプログラムに基づき、次のステージへの進行が可能であるのはどれか。 1. 動悸の出現 2. 心室細動の出現 3. 0.5mVのST低下 4. 運動時心拍数150/分 5. 運動時収縮期血圧の10mmHg上昇
  1. 1. 動悸の出現
  2. 2. 心室細動の出現
  3. 3. 0.5mVのST低下
  4. 4. 運動時心拍数150/分
  5. 5. 運動時収縮期血圧の10mmHg上昇 ✓

正答:5番

解説
# 第50回 第B034問 解説 ■ 正答:5番 — 運動時収縮期血圧の10mmHg上昇 急性心筋梗塞のリハビリテーションプログラムでは、運動継続・次ステージ進行の判断基準として「運動時収縮期血圧の適度な上昇(正常反応)」は問題ない。10mmHgの上昇は許容範囲内の正常反応である。 --- 【各選択肢の解説】 1. 動悸の出現 ❌ 誤り。動悸は過負荷・不整脈の可能性を示唆する中止・保留の基準となる。 2. 心室細動の出現 ❌ 誤り。心室細動は致死的不整脈であり、即座に運動を中止し緊急対応が必要。 3. 0.5mVのST低下 ❌ 誤り。ST低下は心筋虚血を示す所見であり、**0.2mV(2mm)以上**のST変化は中止基準。0.5mVは明らかな中止基準。 4. 運動時心拍数150/分 ❌ 誤り。急性心筋梗塞後の早期リハでは心拍数の上限(通常120〜130/分)を超えており、中止基準となる。 5. 運動時収縮期血圧の10mmHg上昇 ✅ 正しい。運動に伴う適度な血圧上昇は正常な生理反応であり、**次ステージへの進行を妨げない**。 --- 【試験対策ポイント】 急性心筋梗塞リハの**中止基準**:①新たな不整脈、②ST変化(0.2mV以上)、③狭心症発作、④過度な血圧上昇(収縮期30mmHg以上)または低下、⑤心拍数の過度な上昇、⑥自覚症状(動悸・息切れ・胸痛)。**10mmHgの血圧上昇は正常反応**であり中止基準ではない。
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