OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第37問

作業療法治療学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第37問(作業療法治療学)の正答は 2 です。グリーフワーク(悲嘆の作業)は、大切な人を亡くした人が悲嘆を経験しながら喪失を受け入れ、故人のいない生活に適応していく心の過程である。

問題
がん患者の遺族が行うのはどれか。
  1. 1. Assertion(アサーション)
  2. 2. Grief work(グリーフワーク) ✓
  3. 3. Validation(バリデーション)
  4. 4. Living will(リビングウィル)
  5. 5. Narrative approach(ナラティブアプローチ)

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 33.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — Grief work(グリーフワーク)

グリーフワーク(悲嘆の作業)は、大切な人を亡くした人が悲嘆を経験しながら喪失を受け入れ、故人のいない生活に適応していく心の過程である。死別の後に遺族自身が行うものはこれだけである。


【各選択肢の解説】

1. Assertion(アサーション)
❌ 誤り。遺族に特有のものではない。正しくは、相手を尊重しながら自分の考えや気持ちを率直に適切に伝える自己表現の方法で、対人関係の訓練などで用いる。
2. Grief work(グリーフワーク)
✅ 正しい(=正答)。死別の悲しみ・怒り・後悔などの感情を経験し、喪失を現実として受け入れ、故人との関係を心の中で位置づけ直していく。遺族が行う過程であり、支援者はそれを支える(グリーフケア)。
3. Validation(バリデーション)
❌ 誤り。遺族が行うものではない。正しくは、認知症高齢者の言動の背景にある感情を受け止め、共感して関わるコミュニケーション法である。
4. Living will(リビングウィル)
❌ 誤り。遺族が行うものではない。正しくは、本人が判断能力のあるうちに、終末期に受けたい医療・受けたくない医療をあらかじめ文書で示しておくものである。
5. Narrative approach(ナラティブアプローチ)
❌ 誤り。遺族に特有のものではない。正しくは、患者などが語る物語(病いや人生の語り)を聴き、その意味を共に理解していく支援者側の関わり方である。

【試験対策ポイント】

用語行う人内容
グリーフワーク遺族死別の悲嘆を経て喪失に適応する過程
リビングウィル本人(生前)終末期医療の意思表示
バリデーション支援者認知症高齢者への共感的な関わり
アサーション誰でも相手を尊重した自己表現
ナラティブアプローチ支援者語りを聴いて意味を共に理解する

「誰が行うか」で見分ける。

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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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