OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第40問

臨床心理学第50回午後
うつ状態の患者の作業療法中にみられる訴えはどれか。 1. 「考えが次々に浮かんできます」 2. 「考えが声になって聴こえます」 3. 「考えが他人に知られます」 4. 「考えが全く浮かびません」 5. 「考えが急に止められます」
  1. 1. 「考えが次々に浮かんできます」
  2. 2. 「考えが声になって聴こえます」
  3. 3. 「考えが他人に知られます」
  4. 4. 「考えが全く浮かびません」 ✓
  5. 5. 「考えが急に止められます」

正答:4番

解説
# 第50回 第B040問 解説 ■ 正答:4番 — 「考えが全く浮かびません」 うつ状態の代表的な思考障害は**思考制止(思考緩慢・貧困)**であり、「考えが浮かばない」「頭が空っぽ」という訴えが特徴的である。 --- 【各選択肢の解説】 1. 「考えが次々に浮かんできます」 ❌ 誤り。これは**観念奔逸**(思考促迫)であり、躁状態に特徴的。 2. 「考えが声になって聴こえます」 ❌ 誤り。これは**思考化声**であり、統合失調症の一級症状(Schneider)。 3. 「考えが他人に知られます」 ❌ 誤り。これは**思考伝播**(思考吹入)であり、統合失調症の一級症状。 4. 「考えが全く浮かびません」 ✅ 正しい。**思考制止・思考貧困**はうつ状態の典型的な思考障害。「何も考えられない」「頭が働かない」という訴えが特徴。 5. 「考えが急に止められます」 ❌ 誤り。これは**思考途絶**であり、統合失調症に特徴的な症状。 --- 【試験対策ポイント】 | 症状 | 疾患 | |------|------| | 思考制止・貧困 | うつ病 | | 観念奔逸・思考促迫 | 躁状態 | | 思考化声・伝播・途絶 | 統合失調症(Schneider一級症状) | うつの思考障害は**「ブレーキがかかる=遅く・少なく」**、躁は**「アクセル全開=速く・多く」**と整理。
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