OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第42問

作業療法治療学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第42問(作業療法治療学)の正答は 1 です。Lewy小体型認知症(DLB)は認知機能の変動(注意・覚醒の水準が日や時間帯で大きく変わる)が中核的特徴の一つで、作業療法の場面では「できる日とできない日の差が大きい」=活動のむらとして現れる。

問題
Lewy小体型認知症患者の作業療法にみられる特徴はどれか。
  1. 1. 活動にむらがある。 ✓
  2. 2. 姿勢保持が良い。
  3. 3. 多幸的である。
  4. 4. 作話が多い。
  5. 5. 歩き回る。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 活動にむらがある。

Lewy小体型認知症(DLB)は認知機能の変動(注意・覚醒の水準が日や時間帯で大きく変わる)が中核的特徴の一つで、作業療法の場面では「できる日とできない日の差が大きい」=活動のむらとして現れる。


【各選択肢の解説】

1. 活動にむらがある。
✅ 正しい。注意や覚醒の水準が変動するため、同じ作業でも日や時間帯によって取り組みの質が大きく変わる。評価や目標設定は1回の観察で決めず、変動を前提にする。
2. 姿勢保持が良い。
❌ 誤り。DLBはパーキンソニズムを伴いやすい。正しくは、筋強剛・無動・姿勢反射障害により姿勢の保持が不良で、転倒しやすい。
3. 多幸的である。
❌ 誤り。多幸・脱抑制は前頭側頭型認知症に特徴的である。正しくは、DLBで目立つ精神症状は幻視・妄想・抑うつである。
4. 作話が多い。
❌ 誤り。作話はKorsakoff症候群に特徴的な症状である。正しくは、DLBに特徴的なのは作話ではなく、人や小動物がありありと見える幻視である。
5. 歩き回る。
❌ 誤り。歩き回る(徘徊)はAlzheimer型認知症で目立ち、前頭側頭型認知症でも同じ道順を歩き続ける周徊がみられる。正しくは、DLBではパーキンソニズムにより動作が緩慢で、歩行障害と転倒が問題になる。

【試験対策ポイント】

DLBの中核的特徴(DLB臨床診断基準 McKeith 2017):①認知機能の変動 ②繰り返す具体的な幻視 ③レム睡眠行動異常症 ④パーキンソニズム

疾患作業療法の場面で目立つ特徴
Alzheimer型記憶障害・見当識障害・徘徊
Lewy小体型活動のむら(変動)・幻視・転倒
前頭側頭型脱抑制・多幸・常同行動・周徊
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