OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第44問

作業療法治療学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第44問(作業療法治療学)の正答は 4 です。長期入院後の統合失調症患者は、認知機能障害・陰性症状(意欲低下・思考の遅延)・社会的スキルの低下があり、スピードや変化を求められる環境は適応困難を招く。

問題
長期入院後の統合失調症患者の就労における作業内容として適切なのはどれか。
  1. 1. 対人交流が多い。
  2. 2. 精密な作業を含む。
  3. 3. 勤務時間の変更が多い。
  4. 4. スピードを求められない。
  5. 5. 自身の判断で手順を決められる。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — スピードを求められない。

長期入院後の統合失調症患者は、認知機能障害・陰性症状(意欲低下・思考の遅延)・社会的スキルの低下があり、スピードや変化を求められる環境は適応困難を招く。自分のペースで作業できる環境が適切。


【各選択肢の解説】

1. 対人交流が多い。
❌ 誤り。長期入院後は対人スキルが低下しており、対人交流が多い職場は過負荷となりやすい。
2. 精密な作業を含む。
❌ 誤り。認知機能障害・集中力低下のある患者に精密作業は適さない。
3. 勤務時間の変更が多い。
❌ 誤り。変化・変則勤務は統合失調症患者に大きなストレスとなる。規則的なルーティンが望ましい。
4. スピードを求められない。
✅ 正しい。思考や行動の遅延がある統合失調症患者には、自分のペースで取り組める作業が適切。
5. 自身の判断で手順を決められる。
❌ 誤り。判断・遂行機能の障害がある場合、手順が決まっていて判断を要しない作業の方が適応しやすい。

【試験対策ポイント】

長期入院後の統合失調症患者の就労適性:単純・反復・マイペース・ルーティン・少人数。避けるべき要素:対人交流過多・スピード・精密作業・変則勤務・自己判断の多い仕事。「スピードなし=適切」は陰性症状・認知機能障害の理解から導く。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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