OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第49問

作業療法治療学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第49問(作業療法治療学)の正答は 5 です。心因性けいれん(転換性障害/機能性神経症状症)は心理的ストレスが身体症状として現れるものであり、症状の背景にあるストレス・心理的葛藤を対話を通じて明らかにしていくことが治療的対応として重要である。

問題
心因性のけいれん発作を繰り返す患者への対応で適切なのはどれか。
  1. 1. 叱咤激励する。
  2. 2. 心理検査を提案する。
  3. 3. 作業療法への参加を中止する。
  4. 4. その都度プログラムを変更する。
  5. 5. ストレス状況について話し合う。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — ストレス状況について話し合う。

心因性けいれん(転換性障害/機能性神経症状症)は心理的ストレスが身体症状として現れるものであり、症状の背景にあるストレス・心理的葛藤を対話を通じて明らかにしていくことが治療的対応として重要である。


【各選択肢の解説】

1. 叱咤激励する。
❌ 誤り。心因性発作患者への叱責・激励は症状悪化・治療関係の破綻を招く。
2. 心理検査を提案する。
❌ 誤り。重要な情報になりうるが、発作を繰り返している状況での「提案」として初期対応の優先事項ではない。
3. 作業療法への参加を中止する。
❌ 誤り。参加の継続が心理的安定・洞察の機会となるため、中止は不適切。
4. その都度プログラムを変更する。
❌ 誤り。発作のたびにプログラムを変更することは、発作が環境コントロールの手段となる二次利得を強化する可能性がある。
5. ストレス状況について話し合う。
✅ 正しい。心因性発作の背景にあるストレス・心理的葛藤を言語化・洞察することが治療の核心。対話を通じた心理的アプローチが最も適切。

【試験対策ポイント】

心因性(機能性)神経症状症への対応:発作そのものへの過剰反応を避け、背景ストレスの探索と言語化を促す。二次利得(発作によって得られる利益)の強化を避けることも重要。作業療法では安全で構造化された環境の中で、感情表現・ストレス対処スキルの習得を目指す。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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