第50回 作業療法士国家試験 午後 第72問
運動学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第72問(運動学)の正答は 2 です。股関節の関節包を補強する3つの靱帯(腸骨大腿靱帯・恥骨大腿靱帯・坐骨大腿靱帯)は、伸展で関節包ごとねじれて巻き締まり、緊張する。
問題
基本肢位からの股関節の運動について正しいのはどれか。
- 1. 屈曲時に腸脛靱帯は緊張する。
- 2. 伸展時に坐骨大腿靱帯は緊張する。 ✓
- 3. 外転時に大腿骨頭靱帯は緊張する。
- 4. 内旋時に恥骨大腿靱帯は緊張する。
- 5. 屈曲時に腸骨大腿靱帯は緊張する。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 36.8%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 伸展時に坐骨大腿靱帯は緊張する。
股関節の関節包を補強する3つの靱帯(腸骨大腿靱帯・恥骨大腿靱帯・坐骨大腿靱帯)は、伸展で関節包ごとねじれて巻き締まり、緊張する。屈曲ではゆるむ。
【各選択肢の解説】
1. 屈曲時に腸脛靱帯は緊張する。
❌ 誤り。腸脛靱帯は関節包の靱帯ではなく、大腿外側を走る大腿筋膜の肥厚部である。正しくは、股関節の内転で伸張される(Oberテストで短縮を調べる)。
❌ 誤り。腸脛靱帯は関節包の靱帯ではなく、大腿外側を走る大腿筋膜の肥厚部である。正しくは、股関節の内転で伸張される(Oberテストで短縮を調べる)。
2. 伸展時に坐骨大腿靱帯は緊張する。
✅ 正しい。坐骨大腿靱帯は関節の後方で坐骨から起こり、大腿骨頸の後面を巻くように外上方へ向かう。伸展で巻き締まり緊張し、内旋でも緊張する。
✅ 正しい。坐骨大腿靱帯は関節の後方で坐骨から起こり、大腿骨頸の後面を巻くように外上方へ向かう。伸展で巻き締まり緊張し、内旋でも緊張する。
3. 外転時に大腿骨頭靱帯は緊張する。
❌ 誤り。正しくは、大腿骨頭靱帯(関節内の靱帯)は内転で緊張し、外転ではゆるむ。
❌ 誤り。正しくは、大腿骨頭靱帯(関節内の靱帯)は内転で緊張し、外転ではゆるむ。
4. 内旋時に恥骨大腿靱帯は緊張する。
❌ 誤り。正しくは、恥骨大腿靱帯は前下方にあり、外転・伸展・外旋で緊張する。内旋ではゆるむ。
❌ 誤り。正しくは、恥骨大腿靱帯は前下方にあり、外転・伸展・外旋で緊張する。内旋ではゆるむ。
5. 屈曲時に腸骨大腿靱帯は緊張する。
❌ 誤り。正しくは、腸骨大腿靱帯(Y靱帯)は前方にあり、伸展・外旋で緊張して立位で股関節の過伸展を止める。屈曲ではゆるむ。
❌ 誤り。正しくは、腸骨大腿靱帯(Y靱帯)は前方にあり、伸展・外旋で緊張して立位で股関節の過伸展を止める。屈曲ではゆるむ。
【試験対策ポイント】
| 靱帯 | 位置 | 緊張する運動 |
|---|---|---|
| 腸骨大腿靱帯 | 前上方 | 伸展・外旋 |
| 恥骨大腿靱帯 | 前下方 | 伸展・外転・外旋 |
| 坐骨大腿靱帯 | 後方 | 伸展・内旋 |
| 大腿骨頭靱帯 | 関節内 | 内転 |
3つの関節包靱帯は伸展で緊張・屈曲でゆるむが共通。違いは回旋と内外転で見分ける。
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