OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第74問

運動学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第74問(運動学)の正答は 1 です。静止立位の重心線は足関節軸の前方を通るため、身体は前へ倒れようとする(足関節背屈方向のモーメント)。

問題
成人の静止立位で正しいのはどれか。
  1. 1. 重心線は足関節軸の前方を通る。 ✓
  2. 2. 重心線は膝関節軸の後方を通る。
  3. 3. 重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
  4. 4. 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
  5. 5. 小児より身長に対する重心位置が高い。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 28%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 重心線は足関節軸の前方を通る。

静止立位の重心線は足関節軸の前方を通るため、身体は前へ倒れようとする(足関節背屈方向のモーメント)。これをヒラメ筋などの下腿三頭筋が持続的に働いて支えている。


【各選択肢の解説】

1. 重心線は足関節軸の前方を通る。
✅ 正しい。前へ倒れる力に対抗して下腿三頭筋(とくにヒラメ筋)が持続的に活動する。立位で筋電図上の活動が持続する代表的な筋である。
2. 重心線は膝関節軸の後方を通る。
❌ 誤り。正しくは、重心線は膝関節軸のやや前方を通る。膝には伸展方向のモーメントが生じ、後方の関節包・靱帯の緊張で受動的に支えられるため、大腿四頭筋はほとんど働かずに立っていられる。
3. 重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
❌ 誤り。正しくは、重心線は環椎後頭関節の前方を通る。頭部は前へ倒れようとするため、項部の伸筋群が働いて支える。
4. 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
❌ 誤り。正しくは、成人の重心は骨盤内の第2仙椎のやや前方にある。
5. 小児より身長に対する重心位置が高い。
❌ 誤り。小児は身体に比べて頭部が大きいため、身長に対する重心位置が高い。正しくは、成人は小児より身長に対する重心位置が低い。

【試験対策ポイント】

関節重心線の通る位置支えるもの
環椎後頭関節前方項部の伸筋群
股関節やや後方腸骨大腿靱帯など前方の靱帯
膝関節やや前方後方の関節包・靱帯
足関節前方下腿三頭筋(ヒラメ筋)

重心の位置=成人は第2仙椎の前方。小児ほど相対的に高い。

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