OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第75問

病理学概論第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第75問(病理学概論)の正答は 4 です。扁平上皮癌は上皮性の悪性腫瘍(癌腫)であり、上皮細胞どうしがデスモソーム(細胞間橋)で結合し、かたまり(胞巣)を作って増殖する。

問題
扁平上皮癌の特徴はどれか。
  1. 1. 粘液を産生する。
  2. 2. 神経組織に由来する。
  3. 3. 複数の胚葉成分を含む。
  4. 4. 細胞は相互に結合している。 ✓
  5. 5. 細胞間に間質成分がみられる。

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35.7%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 細胞は相互に結合している。

扁平上皮癌は上皮性の悪性腫瘍(癌腫)であり、上皮細胞どうしがデスモソーム(細胞間橋)で結合し、かたまり(胞巣)を作って増殖する。非上皮性の肉腫との見分けが問われている。


【各選択肢の解説】

1. 粘液を産生する。
❌ 誤り。正しくは、粘液を産生するのは腺癌の特徴。扁平上皮癌の特徴は角化(癌真珠)である。
2. 神経組織に由来する。
❌ 誤り。正しくは、扁平上皮癌は扁平上皮(または扁平上皮化生を起こした上皮)に由来する。神経組織由来の腫瘍には神経芽腫や神経膠腫などがある。
3. 複数の胚葉成分を含む。
❌ 誤り。正しくは、複数の胚葉成分を含むのは奇形腫である。扁平上皮癌は上皮細胞という1種類の成分からなる。
4. 細胞は相互に結合している。
✅ 正しい。上皮細胞はもともとデスモソームなどで互いに結合しており、癌になってもこの性質を保つ。扁平上皮癌では細胞間橋がよく発達し、角化も伴う。
5. 細胞間に間質成分がみられる。
❌ 誤り。癌腫では間質は胞巣のまわりにあり、個々の癌細胞の間には入り込まない。正しくは、個々の腫瘍細胞の間に間質(細胞間基質)がみられるのは肉腫の特徴である。

【試験対策ポイント】

項目癌腫(上皮性)肉腫(非上皮性)
細胞どうし結合して胞巣を作る結合せずばらばら
間質胞巣のまわり個々の細胞の間
例扁平上皮癌・腺癌骨肉腫・平滑筋肉腫

扁平上皮癌=角化・細胞間橋、腺癌=腺管形成・粘液産生。

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