OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第81問

作業療法治療学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第81問(作業療法治療学)の正答は 3 です。精神療法は大きく、話を受け止めて支える療法、内面の理解(洞察)を深める療法、行動や作業を段階的に練習させる訓練療法に分けて整理される。

問題
訓練療法はどれか。
  1. 1. 催眠療法
  2. 2. 絵画療法
  3. 3. 森田療法 ✓
  4. 4. 精神分析療法
  5. 5. 来談者中心療法

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 森田療法

精神療法は大きく、話を受け止めて支える療法、内面の理解(洞察)を深める療法、行動や作業を段階的に練習させる訓練療法に分けて整理される。行動・作業の段階づけで治療するのは森田療法である。


【各選択肢の解説】

1. 催眠療法
❌ 誤り。催眠状態での暗示を利用する療法で、行動を段階的に練習させる治療ではない。正しくは暗示を用いる療法に分類される。
2. 絵画療法
❌ 誤り。絵を描くことで感情や内面を表出させる芸術療法の一つである。正しくは表現療法(芸術療法)に分類される。
3. 森田療法
✅ 正しい。絶対臥褥期→軽作業期→重作業期→社会復帰期(生活訓練期)と、作業・行動を段階的に積み上げる。不安を取り除こうとせず「あるがまま」に受け入れて、目の前のなすべき行動をとる態度を作業を通して身につけさせるため、訓練療法に分類される。
4. 精神分析療法
❌ 誤り。自由連想や夢の分析で無意識の葛藤を意識化させる療法で、行動の練習が中心ではない。正しくは洞察療法の代表である。
5. 来談者中心療法
❌ 誤り。Rogersが創始した療法で、治療者の無条件の肯定的関心・共感的理解・自己一致により、クライエント自身の自己理解と成長を促す。正しくは非指示的な面接による療法で、課題を練習させる訓練療法ではない。

【試験対策ポイント】

分類代表例
訓練療法森田療法・自律訓練法・行動療法
洞察療法精神分析療法
表現療法絵画療法などの芸術療法
  • 森田療法の対象は神経質(森田神経質)。キーワードは「あるがまま」と臥褥から作業への段階づけ
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