第50回 作業療法士国家試験 午後 第84問
臨床医学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第84問(臨床医学)の正答は 3 です。視床は感覚の中継核であると同時に、脳幹網様体からの賦活を大脳皮質へ広く伝える経路の中継でもある。
問題
出血部位と出現しやすい症候の組合せで正しいのはどれか。
- 1. 被殻 ── 作話
- 2. 皮質下 ── 複視
- 3. 視床 ── 注意障害 ✓
- 4. 小脳 ── 反響言語
- 5. 橋 ── 半側空間無視
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 20%参考値
10人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 視床 ── 注意障害
視床は感覚の中継核であると同時に、脳幹網様体からの賦活を大脳皮質へ広く伝える経路の中継でもある。このため視床出血では感覚障害に加えて、注意障害・意識障害などの高次脳機能障害が出やすい。
【各選択肢の解説】
1. 被殻 ── 作話
❌ 誤り。被殻出血の中心は内包の障害による対側の片麻痺・感覚障害で、優位半球では失語、劣位半球では半側空間無視を伴いやすい。正しくは作話はKorsakoff症候群や前交通動脈瘤の破裂による前脳基底部の損傷で目立つ症状である。
❌ 誤り。被殻出血の中心は内包の障害による対側の片麻痺・感覚障害で、優位半球では失語、劣位半球では半側空間無視を伴いやすい。正しくは作話はKorsakoff症候群や前交通動脈瘤の破裂による前脳基底部の損傷で目立つ症状である。
2. 皮質下 ── 複視
❌ 誤り。皮質下出血ではその脳葉の皮質症状(失語・半側空間無視・視野障害など)が出る。正しくは複視は眼球運動にかかわる脳神経核や経路のある脳幹(中脳・橋)の障害で生じる。
❌ 誤り。皮質下出血ではその脳葉の皮質症状(失語・半側空間無視・視野障害など)が出る。正しくは複視は眼球運動にかかわる脳神経核や経路のある脳幹(中脳・橋)の障害で生じる。
3. 視床 ── 注意障害
✅ 正しい。視床は覚醒・注意を支える上行性の賦活系を大脳皮質へ中継するため、損傷で注意の持続や配分が障害される。
✅ 正しい。視床は覚醒・注意を支える上行性の賦活系を大脳皮質へ中継するため、損傷で注意の持続や配分が障害される。
4. 小脳 ── 反響言語
❌ 誤り。小脳出血では回転性めまい・嘔吐・運動失調が中心である。正しくは反響言語は超皮質性失語や前頭葉の障害などでみられる。
❌ 誤り。小脳出血では回転性めまい・嘔吐・運動失調が中心である。正しくは反響言語は超皮質性失語や前頭葉の障害などでみられる。
5. 橋 ── 半側空間無視
❌ 誤り。橋出血では意識障害・四肢麻痺・著しい縮瞳(pinpoint pupils)・眼球運動障害が出やすい。正しくは半側空間無視は右半球(劣位半球)の頭頂葉を中心とする損傷で生じる。
❌ 誤り。橋出血では意識障害・四肢麻痺・著しい縮瞳(pinpoint pupils)・眼球運動障害が出やすい。正しくは半側空間無視は右半球(劣位半球)の頭頂葉を中心とする損傷で生じる。
【試験対策ポイント】
| 出血部位 | 出やすい症候 |
|---|---|
| 被殻 | 対側片麻痺・感覚障害、優位側で失語、劣位側で無視 |
| 視床 | 対側感覚障害・視床痛、注意障害、眼球の内下方偏位 |
| 皮質下 | その脳葉の皮質症状 |
| 小脳 | 回転性めまい・嘔吐・失調 |
| 橋 | 意識障害・四肢麻痺・pinpoint pupils |
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