OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第89問

生理学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第89問(生理学)の正答は 5 です。加齢に伴い慢性的な低度炎症(inflammaging)が進行し、IL-6・TNF-α等の炎症性サイトカインが増加する。

問題
加齢に伴い増加するのはどれか。
  1. 1. 速筋線維
  2. 2. ビタミンD
  3. 3. 成長ホルモン
  4. 4. α運動神経細胞
  5. 5. 炎症性サイトカイン

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 炎症性サイトカイン

加齢に伴い慢性的な低度炎症(inflammaging)が進行し、IL-6・TNF-α等の炎症性サイトカインが増加する。これがサルコペニア・フレイル・認知症との関連も指摘されている。


【各選択肢の解説】

1. 速筋線維
❌ 誤り。加齢とともに速筋線維(TypeII)が選択的に減少する。これがサルコペニアの主因の一つ。
2. ビタミンD
❌ 誤り。加齢とともにビタミンD産生能(皮膚での産生)・腸管吸収が低下する。
3. 成長ホルモン
❌ 誤り。成長ホルモンは加齢とともに減少する。性ホルモン・IGF-1なども低下。
4. α運動神経細胞
❌ 誤り。加齢とともに脊髄前角のα運動ニューロン数は減少する。これも筋力低下の要因。
5. 炎症性サイトカイン
✅ 正しい。加齢による慢性炎症(inflammaging)でIL-1β・IL-6・TNF-αなどの炎症性サイトカインが増加する。

【試験対策ポイント】

加齢で増加するもの:炎症性サイトカイン(IL-6等)・酸化ストレス・体脂肪率。加齢で減少するもの:速筋線維・ビタミンD・成長ホルモン・テストステロン・α運動ニューロン・骨密度・肺活量・腎機能(GFR)。「炎症性サイトカイン=加齢で増加」はフレイル・サルコペニアとの関連で重要。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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