第50回 作業療法士国家試験 午後 第93問
臨床医学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第93問(臨床医学)の正答は 4 です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロンと下位運動ニューロンがともに変性する疾患である。
問題
筋萎縮性側索硬化症にみられるのはどれか。
- 1. 筋固縮
- 2. 痛覚脱失
- 3. 測定異常
- 4. 線維束攣縮 ✓
- 5. 筋の仮性肥大
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.7%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 線維束攣縮
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロンと下位運動ニューロンがともに変性する疾患である。下位運動ニューロンの障害で筋萎縮と線維束攣縮が出る一方、感覚・小脳・錐体外路系の症状は出ない。
【各選択肢の解説】
1. 筋固縮
❌ 誤り。正しくは筋固縮は大脳基底核(錐体外路系)の障害、代表はParkinson病でみられる。ALSでは上位運動ニューロン障害による痙縮がみられる。
❌ 誤り。正しくは筋固縮は大脳基底核(錐体外路系)の障害、代表はParkinson病でみられる。ALSでは上位運動ニューロン障害による痙縮がみられる。
2. 痛覚脱失
❌ 誤り。正しくはALSでは感覚系は保たれる(陰性徴候の1つ)。
❌ 誤り。正しくはALSでは感覚系は保たれる(陰性徴候の1つ)。
3. 測定異常
❌ 誤り。正しくは測定異常は小脳障害の症状で、ALSでは小脳系は障害されない。
❌ 誤り。正しくは測定異常は小脳障害の症状で、ALSでは小脳系は障害されない。
4. 線維束攣縮
✅ 正しい。脊髄前角細胞などの下位運動ニューロンが変性すると、その運動単位に属する筋線維が不規則に自発収縮し、皮膚の上から細かなぴくつきとして見える。ALSで舌や四肢にみられる特徴的所見である。
✅ 正しい。脊髄前角細胞などの下位運動ニューロンが変性すると、その運動単位に属する筋線維が不規則に自発収縮し、皮膚の上から細かなぴくつきとして見える。ALSで舌や四肢にみられる特徴的所見である。
5. 筋の仮性肥大
❌ 誤り。正しくは仮性肥大は筋が脂肪・結合組織に置き換わって太く見える現象で、Duchenne型筋ジストロフィーの腓腹筋が代表である。ALSでは筋は萎縮する。
❌ 誤り。正しくは仮性肥大は筋が脂肪・結合組織に置き換わって太く見える現象で、Duchenne型筋ジストロフィーの腓腹筋が代表である。ALSでは筋は萎縮する。
【試験対策ポイント】
- ALSの症候:上位(痙縮・腱反射亢進・病的反射)+下位(筋萎縮・線維束攣縮)+球麻痺
- 陰性徴候:感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害・褥瘡が出にくい
- 症候と障害部位:固縮=基底核、測定異常=小脳、仮性肥大=Duchenne型
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