第51回 作業療法士国家試験 午前 第8問
作業療法治療学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第8問(作業療法治療学)の正答は 4 です。脊髄小脳変性症の協調運動障害(運動失調)では、狙ったキーに指を止められず隣のキーを押す誤入力が起こる。
問題
55歳の男性。脊髄小脳変性症。発症後3年経過。協調運動障害によってSTEF右46点、左48点である。この患者のパーソナルコンピュータ使用に適しているのはどれか。
- 1. タイピングエイド
- 2. PSB
- 3. BFO
- 4. キーボードカバー ✓
- 5. トラックボールマウス
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.9%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — キーボードカバー
脊髄小脳変性症の協調運動障害(運動失調)では、狙ったキーに指を止められず隣のキーを押す誤入力が起こる。キーの位置に穴のあいたカバーを載せれば、指が穴に導かれて目的のキーだけが押せる。
【各選択肢の解説】
1. タイピングエイド
❌ 誤り。手に付けた棒の先でキーを押す自助具で、手指で押せない筋力低下の人向けである。正しくは、頸髄損傷などで手指の運動ができない場合に使い、失調による狙いのずれは防げない。
❌ 誤り。手に付けた棒の先でキーを押す自助具で、手指で押せない筋力低下の人向けである。正しくは、頸髄損傷などで手指の運動ができない場合に使い、失調による狙いのずれは防げない。
2. PSB
❌ 誤り。PSB(ポータブルスプリングバランサー)はばねで上肢の重さを吊って支える装置である。正しくは、肩・肘の筋力低下で腕を持ち上げられない人(頸髄損傷・筋ジストロフィーなど)に使う。
❌ 誤り。PSB(ポータブルスプリングバランサー)はばねで上肢の重さを吊って支える装置である。正しくは、肩・肘の筋力低下で腕を持ち上げられない人(頸髄損傷・筋ジストロフィーなど)に使う。
3. BFO
❌ 誤り。BFO(バランス式前腕補助具)は前腕を支えて少ない力で上肢を動かせるようにする装置である。正しくは、PSBと同じく上肢近位の筋力低下に使い、協調性の問題には対応しない。
❌ 誤り。BFO(バランス式前腕補助具)は前腕を支えて少ない力で上肢を動かせるようにする装置である。正しくは、PSBと同じく上肢近位の筋力低下に使い、協調性の問題には対応しない。
4. キーボードカバー
✅ 正しい。キーの上に穴あきの板を載せ、指を穴に導いて隣のキーの誤押しを防ぐ。手を板に置いて安定させることもでき、失調・振戦による入力のずれに直接対応する。
✅ 正しい。キーの上に穴あきの板を載せ、指を穴に導いて隣のキーの誤押しを防ぐ。手を板に置いて安定させることもでき、失調・振戦による入力のずれに直接対応する。
5. トラックボールマウス
❌ 誤り。本体を動かさず指や手掌でボールを転がしてカーソルを動かす装置で、腕を大きく動かせない人に向く。正しくは、上肢の可動域や筋力が乏しい場合に選び、失調ではボールを転がす量の調整が難しく入力の誤りは残る。
❌ 誤り。本体を動かさず指や手掌でボールを転がしてカーソルを動かす装置で、腕を大きく動かせない人に向く。正しくは、上肢の可動域や筋力が乏しい場合に選び、失調ではボールを転がす量の調整が難しく入力の誤りは残る。
【試験対策ポイント】
| 障害 | パソコン操作の支援 |
|---|---|
| 協調運動障害(失調・振戦) | キーボードカバー、前腕を置いて安定させる |
| 上肢近位の筋力低下 | PSB・BFO |
| 手指の運動ができない | タイピングエイド |
| 上肢を大きく動かせない | トラックボール |
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