第51回 作業療法士国家試験 午前 第8問
作業療法治療学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第8問(作業療法治療学)の正答は 4 です。脊髄小脳変性症による協調運動障害(運動失調)が主体で、STEF右46・左48と上肢機能が低下している。
問題
55歳の男性。脊髄小脳変性症。発症後3年経過。協調運動障害によってSTEF右46点、左48点である。この患者のパーソナルコンピュータ使用に適しているのはどれか。
- 1. タイピングエイド
- 2. PSB
- 3. BFO
- 4. キーボードカバー ✓
- 5. トラックボールマウス
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — キーボードカバー
脊髄小脳変性症による協調運動障害(運動失調)が主体で、STEF右46・左48と上肢機能が低下している。失調では不随意な大きな動きや測定障害で誤打鍵が生じやすいため、キーガード(キーボードカバー)で指を正しいキーへ誘導し誤操作を防ぐのが適する。
【各選択肢の解説】
1. タイピングエイド
❌ 誤り。手指の筋力低下や可動域制限でキーを押せない人向け。失調ではむしろ動きが定まらず不適。
❌ 誤り。手指の筋力低下や可動域制限でキーを押せない人向け。失調ではむしろ動きが定まらず不適。
2. PSB(ポータブルスプリングバランサー)
❌ 誤り。上肢の重さを免荷する筋力低下(筋ジストロフィー等)への対応であり、協調性は改善しない。
❌ 誤り。上肢の重さを免荷する筋力低下(筋ジストロフィー等)への対応であり、協調性は改善しない。
3. BFO(バランス式前腕装具)
❌ 誤り。重力に抗して前腕を支える筋力低下向けの支持具。失調による不随意運動の制御には適さない。
❌ 誤り。重力に抗して前腕を支える筋力低下向けの支持具。失調による不随意運動の制御には適さない。
4. キーボードカバー
✅ 正しい。各キー上の穴で指を誘導し、隣接キーの同時押し・誤打鍵を防ぐ。失調・振戦による入力エラー対策として最適。
✅ 正しい。各キー上の穴で指を誘導し、隣接キーの同時押し・誤打鍵を防ぐ。失調・振戦による入力エラー対策として最適。
5. トラックボールマウス
❌ 誤り。マウス移動が困難な場合に有用だが、失調ではボール操作でも測定障害・行き過ぎが残り誤操作が起こりやすい。
❌ 誤り。マウス移動が困難な場合に有用だが、失調ではボール操作でも測定障害・行き過ぎが残り誤操作が起こりやすい。
【試験対策ポイント】
障害像と自助具の対応を区別:筋力低下→PSB・BFO・タイピングエイド、協調運動障害(失調)→キーガード・重錘負荷・固定。STEFは上肢機能(主に巧緻性・スピード)の検査で満点100点。失調では「動きを止める・誘導する・重みで安定させる」方向の対応が正解になりやすい。
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