第51回 作業療法士国家試験 午前 第9問
作業療法治療学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第9問(作業療法治療学)の正答は 1 です。手根管症候群は手関節部での正中神経絞扼。
問題
57歳の女性。2か月前から夜間に右手の痛みで目が覚めることが続いている。3週前から右の母指示指と中指とにしびれが生じ、近くの整形外科を受診したところ手根管症候群と診断された。保存療法でスプリントを装着することになった。この患者に適したスプリントはどれか。
- 1. 図1 ✓
- 2. 図2
- 3. 図3
- 4. 図4
- 5. 図5
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 図1
手根管症候群は手関節部での正中神経絞扼。保存療法のスプリントは手関節を中間位(やや背屈〜中立)で固定し手根管内圧を下げることが目的で、手指は自由にする。図1はこの条件を満たす手関節固定型スプリント。
【各選択肢の解説】
1. 図1
✅ 正しい。前腕から手掌までの手関節固定型で、手関節を中間位に保持し手指は自由。手根管内圧を低下させる目的に合致する。
✅ 正しい。前腕から手掌までの手関節固定型で、手関節を中間位に保持し手指は自由。手根管内圧を低下させる目的に合致する。
2. 図2
❌ 誤り。手指・母指を保持する装具で、手根管症候群の手関節安静目的には合わない。
❌ 誤り。手指・母指を保持する装具で、手根管症候群の手関節安静目的には合わない。
3. 図3
❌ 誤り。母指の固定(母指CM・MP保持)型で、de Quervain病や母指CM関節症向け。
❌ 誤り。母指の固定(母指CM・MP保持)型で、de Quervain病や母指CM関節症向け。
4. 図4
❌ 誤り。母指基部を支える小型装具で、手関節を固定しておらず本症の目的に不適。
❌ 誤り。母指基部を支える小型装具で、手関節を固定しておらず本症の目的に不適。
5. 図5
❌ 誤り。手指まで含めて長く固定する安静用で、手指まで不要に制限してしまい本症の保存療法には過剰。
❌ 誤り。手指まで含めて長く固定する安静用で、手指まで不要に制限してしまい本症の保存療法には過剰。
【試験対策ポイント】
手根管症候群のスプリントは「手関節中間位固定・手指フリー」が鉄則。夜間痛・母指〜環指橈側半のしびれ・Phalen徴候・Tinel徴候が特徴。母指のみ固定する装具はde Quervain病/母指CM関節症用と区別する。「どの関節を・どの肢位で固定するか」を図から読み取る練習が有効。
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